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「恋敵とのバトルに負けて、鼻から血が…」キュートなモモンガたちの"恋の行方"が気になる~!【画像まとめ】

  • 2022.3.20
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インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクトの、今週月曜日の「今週の1枚」はエゾモモンガの写真でした。ところがこのエゾモモンガ、鼻から血を流して、ちょっとうかない(?)表情をしています。

Sitakke

このエゾモモンガ、実は繁殖期が始まり、他のオスと、メスをめぐり争ったのですが、鼻の頭をかじられて戦意消失…。深〜く、落ち込んでいるところなのです。

Sitakke

エゾモモンガの繁殖期が、いくつかの場所で、今週始まりました。普段は夜行性なので、朝と夕方しかその姿を見ることはありませんが、繁殖期になると、太陽が出ている日中に、オスがメスを求めて、ビュンビュン飛び回ります。

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メスが住んでいる巣穴でラブコールをするのですが、そこにはすでに先に来ていたオスが何匹かがうろうろしています…。やがて取っ組み合いの〝争い〟が始まります。

たいていは、弱いオスが、鼻や手足をかじられて流血し、撤退。いちばん最後に残ったオスと、メスがめでたくゴールインとなるわけですが、間の悪いオスになると、ゴールインしたペアの所にやって来て、メス(人妻?)にラブコール。で、オスが怒り心頭で…的なことをまるまる1日繰り返すのです。

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となると、エゾモモンガ以上にテンションが上がっちゃうのが、モモンガカメラマンたち。なにせ、いつもなら日が沈むまでのわずかな時間とか、太陽が上がってからちょっとの時間しか会えなかったエゾモモンガが、もう1日中、ビュンビュンと森の中を飛び回っているのですから…。

モモンガカメラマンたちは、この繁殖行動を『モモンガ祭り』と呼び、それはもうハァハァと、アドレナリンが出っぱなしです。(エゾモモンガに聞かれたら「何が〝祭り〟だよ?こっちは真剣なんだから」と、叱られること確実…)

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めでたくペアになった2匹は、いちゃいちゃ…。5月ころには、2〜5匹の子どもを出産するといいます。

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子どもエゾモモンガが生まれる頃には、森は新緑に包まれていて、〝おチビちゃん〟の姿を見ることは、なかなか出来ません。 逆に考えると、新緑に隠された巣穴で、外的に狙われにくい環境の中で子育てをするために、この時期に繁殖期がやって来るとも考えられますね…。自然は良く出来ています。

文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa

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