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もう無駄にしない! ハウツー本で恋愛を成功させた人が実践した3つのこと

  • 2015.9.12
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友達につきあって、ローマのテルミニ駅にある大きな本屋へ行ったときのことです。ぷらぷら店内を見ていたら、「人間心理」のコーナーに山積みされた恋愛ハウツー本がありました。

ハウツー本で恋愛を成功させた人が実践したこと3つ

(c) Syda Productions - Fotolia.com

一緒にいた友達から「これ、今ベストセラーになってるみたいよ。読んでみれば?」と言われたのですが、面倒くさがりの私には事細かに書かれたテクニックをその都度実践する集中力が起こらなそうだったので、スルー。

しかしよく見ると、そのコーナーの6割は恋愛本でした。恋愛上手なイタリア人の成功の秘訣(ひけつ)は、こういう本をよく読むところから来るのかもしれないな〜、と思わずにはいられませんでした。

いつでも恋愛に前向きなイタリアの人々が、本を読んだ後どうやって恋愛を成功させたのでしょうか。ここでは、そんな彼らの3つのエピソードをご紹介します。

1.自分から電話をしない→写真付きのメールを1週間に1、2回くらい送る

建設関係の会社で働いているご主人と、夏の野外イベントで知り合った知人女性がいます。それまで彼女は、なかなか長続きする相手を見つけられませんでした。

友人から借りて読んだハウツー本に「絶対自分から電話をしない」ことを勧めるページがあり、目からウロコだったと言います。

おしゃべり好きなあなたがよくそれを実践できたね、と聞くと「おしゃべりばっかりでたぶん、相手を疲れさせてたんだと思ったの。考えると今までの彼は、みんな向こうから離れて行ってたし」という反省の声が。

新しい彼と出会ったとき、こっちからまったく連絡しない代わりに、彼女の飼っている犬の写真+簡単なメッセージだけ、を週に1、2回送ることにしたそうです。

彼の実家(遠方)で犬を飼っているそうで、彼のテンションの上がり方はものすごく、犬同伴で一緒にデートを重ねるうちに親しくなった二人。

プロポーズのときは、婚約指輪の他に犬へのネームプレートもついてたの…と笑う彼女はとても幸せそうでした。

2.1冊の本だけに頼らない→違う価値観の本を3種類用意

弁護士で女性関係もハデ目といううわさの彼がいる知人女性は、若いころから恋愛本が大好き。家の本棚の半分近くは、恋愛本で埋まっているほどです。

そのせいか「つき合った人数は多くないけど、狙った相手ははずしたことがない。別れるときは自分から、捨てられたことは1度もナシ」と豪語するほどのツワモノです。

彼女のモットーは、恋愛本から相手に合わせた「エッセンス」をぬき出すこと。「ハウツー本といっても、著者によって恋愛についてのスタンスや価値観が違うから、自分が好きな1冊の本に書かれたことだけでは相手を落とせないわよ」というのが口グセです。

価値観の異なる著者の本を複数用意し、相手に合わせた攻略法をいくつかやってみるのが成功のコツだそうです。

今の彼は、彼女と出会ってからは女グセの悪さを出すこともなく、逆に彼女の友だちにヤキモチをやくほどのラブラブっぷりだとか。

3.誕生日やクリスマス以外でプレゼントをしない→プチプラプレゼントを月に1回

プログラマーとして働く彼がいる知人女性は、初めて彼からアプローチされたときにかなり高価なパソコンを贈られました。

「値段を知ってからは彼の真意をはかりかねたの。あんまりロマンチックなプレゼントじゃなかったからね」と、迷いが出ました。

彼の本当の気持ちを知るために買ったハウツー本には「あまりロマンチックではないプレゼントはあなたのことが好きではない可能性も」とあったそうです。

そのときは不安になった彼女でしたが「それなら、自分からプレゼントをしてみて彼の本音をあぶりだそう」と考え、彼の好きなディズニーキャラのグッズを月1回ほどのペースで渡しました。

高くてもせいぜい5ユーロくらいのもので、それほど気負ったものではなかったのですが、彼は大喜び。モノによってはデートのときにもつけてくるくらいのテンションで、彼女もビックリしたそう。

「重い女と思われてなくてよかった。彼の本気も伝わってきたしね」と語る彼女。結婚を半年後に控え、今は二人で新居を探しているということでした。

成功させるコツは、本のノウハウをうのみにせず、自分なりにアレンジして実行してみるところにあるのかもしれません。

合わせて、相手を疲れさせてしまわないように気配りも必要。相手ありきの恋愛であることを忘れなければ、ハッピーな未来が開けるのも早いでしょう。

(金丸 標)

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