バリエーションを重視! 子どもを叱る“言葉遣い”のポイント

【ママからのご相談】

40代主婦です。小学校3年の自閉症の息子がいます。何回注意してもまったく聞く耳もたずで、無視されてしまいます。やさしく注意するようにしていますが、だんだん声が大きくなって、しまいに怒鳴って いる自分がいます。叱るだけで毎日ヘトヘトです。何かいい方法はありませんか?

●A. 命令形・否定形で声をかけるのは避けましょう。

ご相談ありがとうございます。ライターの渦マキです。

子どもを叱ることはかなり体力を使うものです、毎日疲れてしまう相談者さまの心中をお察しします。さて、息子さんは自閉症とのことですが、自閉症でないどの子どもも、「~しちゃダメ」など、否定形で叱られたり注意されたりすることを嫌います。また、「〜しなさい!」などの命令口調も避けるようにしましょう。

●叱ったり指示を出すときの言葉かけ

自閉症療育アドバイザーのshizuさんは、その著書で“叱るとき、指示を出すときの言葉かけ”を提案しています。

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1. できるだけ肯定的な言葉をかける

2. 指示を出すときは、子どもの近くで声がけをする

3. 命令形を避け、バリエーションを使って声をかけます。笑顔で対応することが大切です。

・ 丁寧語(〜してください)

・ Let’s形(〜しよう)

・ 断定(〜します)

・ 非言語(言葉以外で気付かせる)

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(『発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ』shizu・著より引用)

子どもを叱ったり、指示を出すときは、「約束を守らないと○○させません!」という命令ではなく、「一緒に決めた約束だよね、守ろうよ」と柔らかい口調で話しかけることがポイントです。

また、お母さんがどうしても手が離せないときをのぞいては、子どもの近くにいって一度注目させることが不可欠です。なるべく子どもの目線まで下がって話しかけます。

さらに、否定形・命令口調を避けるために、さまざまなバリエーションを使って言葉をかけてみることも有効です。毎回、同じ言葉や口調では、マンネリ化で、「は〜い」と返事だけでやらない場合も出てきます。変化があれば、子どもも、「おや? 言い方が違うぞ」と素早く気付き、耳を傾ける確立が上がってきます。

言葉を使わずに、“やさしく肩をたたいて振り向かせる→ゆびを指して注意を促す”といったジェスチャー遊びも、子どもは面白がり聞き入れてくれるはずです。

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いかがでしたか?

「~してはいけません」「ダメ!」という言葉が繰り返されれば、子どもさんも、「また、説教か……」という気分になって、うんざりしてしまいますよね。

また、感情的に大声で叱られると、子どもは意識的に声を遮断してしまうようになります。ご紹介した声のかけ方は、発達障害の子どもだけではなく、全ての子どもに通じるものだと思います。お説教ではなく、言葉がけをしていることを常に意識しましょう。

【参考文献】

・『発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ』shizu・著

●ライター/渦マキ(フリーライター)

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