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思わずハッとする世界の結婚名言集。昔も結婚について思うことはみんな一緒だった?

  • 2022.3.13
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たくさんある結婚にまつわる世界の名言

世界には数多くの言葉があふれています。その中から心に刺さる言葉を名言と呼びます。古今東西、人は言葉で慰められ勇気づけられ言葉に頼ってきました。ここでは結婚にまつわる人気の名言に注目します。

最近は世界中で結婚に関しての意識や考え方が少しずつ変化しているというニュースを耳にすることが増えました。それでも長く大切にされてきた名言には、ハッとさせられることもあるはずです。海外と日本の人気の名言を見ていきましょう。

海外の結婚にまつわる名言

新郎新婦のシルエット
出典:https://pixabay.com/(外部リンク)新郎新婦のシルエット

まずは、海外の結婚にまつわる名言を見ていきましょう。たとえば、ウィンストン・チャーチルには「私の業績の中で最も輝かしいことは、妻を説得して私との結婚に同意させたことである。」という人気の名言があります。

日本と海外では結婚に対する考え方が違うイメージがあるかもしれません。それでも心から愛する人と人生を共にしよう、一緒に生活していこうと結婚するという点では日本も海外も同じだということがわかりますね。

結婚生活は長い会話である

ドイツの哲学者ニーチェの結婚生活に関する名言です。この名言には続きがあります。「結婚生活は長い会話である。結婚生活では他のことはすべて変化していくが、いっしょの時間の大部分は会話に属する。」と続くのです。

結婚生活では思いを言葉にすることはとても大切。『人間的な、あまりにも人間的な』や『善悪の彼岸』などの人気作を残したニーチェ自身は生涯結婚はしませんでしたが、結婚生活の大切なポイントはしっかりと理解していたのです。

結婚前には両目を大きく開いて見よ

17世紀のイギリスの教会人トーマス・フラーの名言も人気があります。結婚相手を決める際には、しっかりと相手を見定めることが大切、という意味です。恋愛相手としては面白い人であっても家庭人としてはどうなのか、しっかりチェックしてくださいね。

この名言も続きがあります。「結婚してからは片目を閉じよ。」と続くのです。つまり、恋愛中は相手をしっかり見定めることが大切ですが、結婚後は寛容さが大切になるという意味になります。

急いで結婚する必要はない

『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』など人気作を執筆したロシアの文豪トルストイの結婚にまつわる名言です。こちらも「結婚は果物と違って、いくら遅くても季節はずれになることはない。」と続くのです。

日本だけでなく世界各地で昔は結婚適齢期という言葉が存在していました。結婚して家庭を築いて一人前、というような圧力もあったことでしょう。19世紀から20世紀にかけて活躍した作家のこうした言葉に勇気づけられる人も多いのではないでしょうか。

愛はしばしば結婚の果実である

17世紀フランスの劇作家でもある、モリエールによる名言です。モリエールは、古典主義の3大作家の1人に数えられています。裕福な家庭出身で青年期に劇団を旗揚げするも失敗したという挫折を経験しています。

こちらの名言は、言葉が生業である作家らしく示唆に富んだ名言といえるでしょう。これは恋愛から結婚に至るというよりも、結婚し家庭を築き喜びや悲しみを共にしていくうちに愛が育まれる、という意味の言葉です。

相手を良くしようとするのではなく

続いての名言はアメリカの著述家ヘレン・アンデリンによるもの。「相手を良くしようとするのではなく、自分が良くなるように努力をすること。あなたのやることは、夫(妻)を良くしようとすることではありません。

自分自身を良くしようとすることです。」と言葉が続きます。彼女は歯科医の妻であり8人の子どもの母親でもあります。『新・良妻賢母のすすめ―愛としあわせを約束する26章』は夫婦関係に悩むカップルのバイブルといわれるほど人気です。

結婚を成功させるには、何回も恋に落ちなきゃ

こちらは、アメリカの女性ジャーナリストであるミニヨン・マクローリンによるものです。「何回も恋に落ちなきゃ」という言葉にドキッとする人もいるかもしれませんね。この名言は「結婚を成功させるには、何回も恋に落ちなきゃ。

それもいつも同じ人にね。」と言葉が続きます。結婚したら恋愛が終わる、という人もいますが、そうではない夫婦もいますね。年を重ね、ライフスタイルが変わるたびにお互いを愛しく思える関係は素敵です。

結婚してようがしてまいが

1990年に亡くなった伝説的な映画スターであるグレタ・ガルボが残した名言も色あせない言葉の一つです。類まれなる美貌と確かな演技力で人気を博した女優でしたが、35歳で引退。

その後は人前に出ることなく隠遁生活を送り84歳で亡くなっています。「結婚してようがしてまいが、あなたが幸せならそれが幸せなのよ。」は、結婚というスタイルに囚われない人が増えている今の時代にも刺さる言葉ではないでしょうか。ガルボ自身も一度も結婚していません。

日本の結婚にまつわる名言

結婚式の二人
出典:https://pixabay.com/(外部リンク)結婚式の二人

続いては、日本の結婚にまつわる名言を見ていきましょう。日本における結婚は、古くは家同士のつながりという意味合いが強く、結婚式当日に初めて顔を見たというパターンも多かったそう。

その後も結婚したら女性が家庭に入ることが当然とされた時代もありました。現代においては共働き家庭も増え、専業主夫や別居婚といった形態での結婚生活も珍しくありません。結婚についても多様性が広がりつつある中での結婚にまつわる名言です。

全ての夫婦は新しくなければならぬ

明治の文豪であり、現代においても人気作家の1人である夏目漱石が残した結婚にまつわる名言です。こちらの名言は「全ての夫婦は新しくなければならぬ。新しい夫婦は美しくなければならぬ。

新しく美しき夫婦は幸福でなければならぬ。」と言葉が続くのです。明治という時代を考えると実に今風。英語教師でロンドン留学もした漱石は英語の「I love you.」を「 月が綺麗ですね」と訳した、とも伝えられています。

人間も家庭も人生も情けが根本

人気作家の田辺聖子の名言です。「今の世の中生きにくいかもわからないけど、いちばん必要なのは、男も女も情けがある人間になるいうことやないですか。」とインタビューの中で答えています。

自分ばかり、と感じてしまうと心がとげとげし、必要以上に強い言葉で責めてしまったり傷つけてしまったりするかもしれません。そこでほんの少しの「情け」が大事になるです。2019年に亡くなりになりましたが作品は今なお人気を集めています。

結婚をもつとも素朴な数式な還元すれば

続いてもう一人、日本の女性作家の名言を見てみましょう。「結婚をもっとも素朴な数式な還元すれば、一と一とが合して二となる代りに、新たなる一となることである」。これは、野上弥生子の言葉です。

彼女は21歳で英文学者であり能楽研究家と結婚しています。99歳で亡くなるまで現役の作家でした。結婚を数式で表すという発想にも驚かされますが、1+1=2ではなく「新たなる」1になるという考え方には、ハッとさせられるのではないでしょうか。

結婚生活はお互いに努力してゆく所に築かれる

脚本家の田中澄江が残した結婚にまつわる名言です。2000年に91歳で亡くなった田中は、劇作家の夫と26歳で結婚し息子をもうけています。夫婦の関係は、第三者にはなかなか伝わりません。

一見すると何も問題がなく平和に見えるカップルも、単に相性のよさに胡坐をかいているわけではないということ。「結婚生活はお互いに努力してゆく所に築かれる」という名言からは、お互いがお互いを尊重し、思いやる努力をすることの大切が伝わってきます。

恋愛は夢 結婚は現実

お悩み相談でも人気を博し、人生への含蓄のある珠玉の名言を数々残している美輪明宏の言葉です。夢と現実、そのどちらもがかけがえのないもの。たいていは、現実の方が長く続くのでそれなりの覚悟が必要になるのかもしれません。

ただし、それは決して退屈で苦しいだけのものではないでしょう。地に足を付け、一日一日を過ごしていく中で新しい発見や喜びがあるはずです。そうした発見や喜びを愛する人と分かち合えたなら幸せを感じられますね。

結婚しても、しなくても後悔する

精神科医であり作家でもある斎藤茂太による名言です。完全版は「結婚しても、しなくても後悔する。同じ後悔するなら、結婚してみるほうがおもしろい。」と続いています。

有名な歌人・斎藤茂吉さんの長男でもある茂太さんは「モタさん」の愛称で親しまれる人気エッセイストでもありました。

持ち前のユーモア精神あふれる名言には、肩の力が抜けますね。どちらにしても後悔するなら面白い方を選ぶというのは、人生全般に当てはまる名言です。

もしも結婚するなら一番想ってくれる人と

田口久人が、SNSで問いかけた娘へのアドバイスへの反応をまとめた『娘に伝えたい10か条』。娘を想う親心に感動した、という声が集まっています。この中の1つが「もしも結婚するなら一番想ってくれる人としなさい」という結婚に関する名言です。

自分を大切に想ってくれる人との結婚は、幸せへの一歩かもしれませんね。10か条は、さらに「もしも家庭を築くなら「ありがとう」があふれるように」というアドバイスが続きます。

結婚にまつわる世界の名言を支えにしよう

結婚にまつわる人気の名言を海外と日本に分けて見てきました。歴史上の偉人と称される人の名言もあれば、言葉を生業にしている人気作家の名言もあります。

結婚という制度に関しては人々の意識や考え方が、ずいぶん変わってきましたが胸に残る美しい言葉に変わりはありません。結婚は愛する二人が生活を共にし、人生を寄り添っていくということ。人気の名言を知り、結婚生活の励ましや支えにしてみませんか。

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