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甘味の強い新にんじんを使った"春のキャロットラペ"

  • 2022.3.11
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通年出回っているにんじんですが、春の初めに収穫されるにんじんを「新にんじん」と呼びます。乾燥や貯蔵されることなく採れたてで、しかも冬を越えて育ってきているのでやわらかく、甘味の強いのが特徴です。料理研究家の植松良枝さんに、春に美味しい身近な野菜を使った、やさしい味わいの洋食を習いました。

甘味の強い新にんじんを使った"春のキャロットラペ"

■“春のキャロットラペ”のつくり方

にんじんは包丁でせん切りにせずに、チーズグレーターなどでおろすとにんじんの繊維が壊れ、味がなじみやすくなります。
くるみとレーズンを入れて味と歯ざわりにアクセントをつけました。


◇材料 (4人分)

新にんじん:小2本(正味約200g)
くるみ:30g(粗く刻む)
レーズン:大さじ2~3
★ ドレッシング:
・ 白ワインビネガー:大さじ2(または酢)
・ フレンチマスタード:小さじ1
・ 塩:小さじ1/2
・ マーマレード:小さじ1
・ オリーブオイル:大さじ3


(1)ドレッシングをつくる
ドレッシングの材料のオリーブオイル以外の材料をよく混ぜ合わせておき、そこにオリーブオイルを少しずつ加えて泡立て器で混ぜてなじませていく。

(2)すりおろす
にんじんはチーズグレーターの粗い面でせん切りになるようすりおろす。

すりおろす
すりおろす

(3)仕上げ
にんじんの水気を絞ってボウルに入れてほぐし、くるみとレーズンを加え、ドレッシングで和えて味をなじませる。

完成
完成

――教える人

「植松良枝 料理研究家」

料理研究家。人気の料理教室「日々の飯事」主宰。野菜の力を最大限に生かしてつくる料理は滋味あふれる味わい。土に接して野菜の生命を育むことに喜びを感じるというだけあり、野菜のおいしさを引き出すことにも余念がない。季節の楽しみは食べることはもちろん、日々の生活のなかでもフルに生かされている。寄せ植えやリース、椅子の置き場所ひとつにも、季節の喜びを演出して心地のよい空間をつくり出す。最新刊は『一度は使ってみたい野菜で、何度でもつくりたいレシピ』(弊社刊)が発売。


構成:中村裕子 写真:野口健志

この記事は四季dancyu「春のキッチン」に掲載したものです。

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