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ローズ以外にもある、女性にうれしい効果を持つアロマは?

  • 2022.3.10
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前回の記事では、女性性を高める代表格としてローズ、そして同じ成分を含む香りとして、ゼラニウムとパルマローザの精油をご紹介しました。

ローズの効果は魅力だけど、フローラルな香りが苦手という方のために、今回はフローラル系以外で女性ホルモン力を高める精油と、その使い方の提案をします。

鎮静力のクラリセージ

photo: iStock

ホルモンバランスを整えるといえば、クラリセージは欠かせません。酢酸リナリルとリナロールが成分の80%以上を占め、鎮静に非常に優れた精油ですが、成分に含まれるスクラレオールにはエストロゲン様作用があり、月経周期の乱れ、更年期の揺らぎがある場合に対しても効果を発揮します。

●使い方のポイントシソ科のクラリセージは、少しクセのある香り。前回おすすめしたゼラニウムなどとブレンドすると使いやすくなるのでおすすめです。ブレンドする際は、ゼラニウム4滴にクラリセージ1滴くらいの割合がちょうどいいでしょう。植物オイル30mlに上記の精油を混ぜて、ネックラインやデコルテにマッサージを。少し余った場合は、頭皮のマッサージにもOK。クラリセージは、頭皮の皮脂バランスを整える作用もあるので、ヘアケアにも効果的です。

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精神への作用が強いジャスミン

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エキゾチックな香りが印象的なジャスミンは、催淫作用や抗うつ作用が知られていますが、子宮を強壮する作用も持っており、出産時に分娩を促進する香りとして使われることも。月経痛を和らげ、気持ちの落ち込みに対しても有効です。鎮静させるだけでなく、主成分のひとつである酢酸ベンジルは、精神を高揚させ、エネルギーを取り戻してくれる精油でもあります。極めて高価なのが難点ではありますが、一度嗅いでしまうと、この深い香りから逃れられなくなるような不思議な魅力を持っています。

●使い方のポイントとても濃く香りが強いので、植物オイルに対して1~2滴で十分です。ジャスミンは精神面への作用もとても高いですが、エイジングにも効果を発揮します。顔からデコルテ、ボディなど全身に使って、美肌ケア、ホルモンのアンバランスや、気持ちが沈んでいる時の心のケアなど、その有効性を余すことなく取り入れたいところ。一度試してみたいのが、ローズとジャスミンという、女性のための最高級の組み合わせです。※妊娠中は使用を避けましょう。

ハーバルな香りのサイプレス

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フローラルな香りが苦手という人で、女性ホルモンのアンバランスに悩む方には、ウッディですっきりとした香りを放つサイプレスがおすすめ。森林浴効果のあるαピネンのほか、特徴的な成分がセドロール。呼吸を深くし、副交感神経の働きを高め、血液循環を促してくれます。ホットフラッシュといった更年期の不調や、月経不順などに役立ってくれます。

●使い方のポイントむくみにも有効なので、ボディのマッサージや、入浴剤にして使うのがおすすめ。美肌効果や発汗が期待できるソルトと精油を混ぜ合わせてバスソルトにしてみてください。

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