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子どもの病院代までケチる夫… 我慢の限界だった妻に訪れた「まさかの転機」【後編】

  • 2022.3.4
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陽菜さん(仮名・27歳)は、外資系企業に勤めるエリートの賢樹さん(仮名)と結婚。憧れだったセレブな結婚生活が送れるかと思いきや、結婚後に彼の“ドケチ”な本性が現れ、実際は息の詰まるような生活をしていたそう。そんな生活に嫌気がさしていた頃、陽菜さんに転機が訪れ、状況が一変したのだとか。現在に至るまでの経緯を詳しくお聞きしました。

セレブな結婚生活のはずが我慢の連続

「賢樹さんとの結婚生活は、我慢の連続でした。彼は何かにつけ、生活費を抑えようとしてきましたから。

料理にしても、食べると“おいしい”とは言ってくれるものの、“味付けを工夫すれば、もっと安いお肉でもおいしくなる”とチクチクと言ってくるんです。

最初は倹約家なのかなと思っていたんですが、日を追うごとに増えていく小言にどんどん鬱憤が溜まっていくように…。そんななか、私の妊娠が発覚しました。妊娠したことを伝えると彼も喜んでくれて、優しい言葉をかけてくれましたね。その結果、一時期は家庭の雰囲気が和やかになったんですが…」

子どもを病院に連れて行きたがらない夫

「私が“無痛分娩がいい”と彼に相談をしたんですね。すると賢樹さんが険しい表情を浮かべ、“それ、お金がかかるでしょう?”と否定してきました。さらに、“普通分娩のほうが思い出に残ると思うよ”と言うんです。

費用を出すのは彼ですから、私も強くは言い返せません。結局、無痛分娩は諦め、自然分娩で子どもを産むことに。そして出産後、彼は子どもを可愛がってくれるんですが、ケチな部分は相変わらずでした。

あるとき、子どもの肌に赤い湿疹ができていたんです。慌てて病院に連れて行こうとすると、彼が止めるんです。“湿疹なんてすぐ治る”と。“そんなのでお金を遣っていたらキリがない”と言い出して…。

しかし、しばらくしても湿疹が治らないので、ようやく彼の許可がおり、病院へ行くことに。すると、先生に“なんでもっと早く連れてこないんだ”と怒られました」

SNSでうっぷん晴らしをする日々

「当時の私は賢樹さんにチクチク言われながらの子育てに、かなりのストレスを感じていました。そこで我慢の限界を迎えた私は、ストレスを発散するためにSNSを始めることに。

今までまったくやってこなかったので、登録するところからスタート。最初は子どもの写真などをアップしていました。ただ、たまに賢樹さんに言われたことなどをのせていたんですね。

“それは100円ショップでいい”“美容室は1年に1度でいい”など、普段とは違う彼の裏の顔を、冗談交じりにのせていました。

すると、これが高評価。“いいね”もたくさんついて、“面白い”とコメントされるように。次第に私も楽しくなっていったんです」

夫婦に訪れた転機

「でも、あるとき、そのSNSの存在が夫にバレてしまったんです。仕事から帰ってきていきなり、“これはなんだ”とスマホを突きつけられました。“俺の文句ばっかじゃねえか”と。

どうやらそのSNSを見た周囲の人たちに、相当からかわれたようでした。私もちょっとやりすぎた感はあったので、素直に謝ったんです。するとタイミングよく、彼のスマホに電話がかかってきました。

相手は彼のお姉さん。お姉さんは彼にとって憧れであり、自慢の存在。そのお姉さんが、私のSNSを見て同情してくれたようでした。

“あなたのケチさは度を越している”“もっと寛容になりなさい”とお姉さんに叱られ、賢樹さんもだいぶ反省したようでした。それからは、生活費もだいぶ自由に使えるようになり、家庭の状況も改善されましたね」

“ケチすぎる夫に嫌気がさした妻の告白”をご紹介しました。

憧れの結婚生活を送れると思いきや、その後に苦労の日々が待ち受けていることも。ただ、何かしら行動を起こせば、気づいてくれたり、助けてくれる人もいるはず。それが、今回のケースのように夫婦関係が改善されるキッカケとなる場合もあるようです。

©globalmoments/gettyimages
©WANDER WOMEN COLLECTIVE/gettyimages

文・塚田牧夫

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