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世界中の難民に平等の権利がある、アンジェリーナ・ジョリーがウクライナからの難民受け入れに際して訴える

  • 2022.3.4
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国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の特使を務めている俳優のアンジェリーナ・ジョリーが、ウクライナから100万人を超える難民が国外へ退避していることを受けて、ウクライナからの難民と同様に、世界中の難民には平等な待遇を受ける権利があると訴えた。(フロントロウ編集部)

アンジェリーナ・ジョリーが難民の権利を訴える

MCU映画『エターナルズ』などで俳優として活躍する傍ら、 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の特使も務めているアンジェリーナ・ジョリーが、ロシアによる侵攻のためにウクライナから多くの国民が国外への退避を余儀なくされていることを受けて、インスタグラムで難民の権利について訴えた。

画像: アンジェリーナ・ジョリーが難民の権利を訴える

UNHCRが現地時間3月3日に発表したデータによれば、ロシアによる侵攻から1週間でウクライナから国外へと退避した難民は100万人を超えたという。今後もさらに多くの人々がウクライナからの退避を余儀なくされると見込まれており、ポーランドなど周辺各国が難民の積極的な受け入れを表明している。

こうした状況を受け、アンジェリーナはインスタグラムで「100万人の難民がウクライナから逃れました」と前置きした上で、「1人の難民がウクライナから国境を渡る前に、世界には故郷を追われることを余儀なくされた8,200万人以上の人たちがいました。これは今までで最も多い数字です」と、今回のウクライナ侵攻が起きる前にも、世界には既に8,200万人の難民がいたと指摘。

「その中には、難民の中で最多の人数を占めている600万人以上のシリア人も含まれており、彼らは既に10年以上にわたって追放されています。加えて、ミャンマーからは100万人の(少数民族である)ロヒンギャたちも強制的に追放され、彼らは無国籍にされています。それから、紛争や暴力のために故郷を追われ、イエメンやソマリア、アフガニスタン、エチオピア、その他多くの場所で国内避難民として生活している4,800万人近い人々もいます」と、ウクライナ以外にも今なお問題を抱えている難民たちがいると強調した上で、アンジェリーナは次のように呼びかけた。

「すべての難民と避難民が平等な待遇と権利に値します」

アンジェリーナは、世界各地にそれぞれ何人の難民がいるかを示す画像と共にこの文章を投稿した。

アンジェリーナはロシアによるウクライナ侵攻が始まった際にも声明を発表して、「私や国連難民高等弁務官事務所の同僚たちは、当該の地域からの立ち退きを余儀なくされた方々や、難民の方々の保護や基本的な人権を保障するために全力を注ぐことに注力しています」と報告。「私たちは、ウクライナと当該の地域で影響を受けたすべての人々に対する支援に引き続き取り組んでいきます」と述べていた。(フロントロウ編集部)

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