1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 巨大な砂のお城作り! まだ泳げない子どもと楽しく「海遊び」するコツ

巨大な砂のお城作り! まだ泳げない子どもと楽しく「海遊び」するコツ

  • 2015.9.4
  • 6128 views

【ママからのご相談】

毎年、家族親戚が集まって海にいきます。ただ、まだうちの子は小さいので、みんなに混じって海に入って遊ぶというのは難しいです。子どもが一人でいるのを見ていると何となく疎外感を感じます。 泳げなくても海を楽しむ方法はありませんか?

●A. 砂遊び、生き物観察などでも十分楽しめますよ!

ご相談ありがとうございます。ママライターの*SARASA*です。

せっかくの海。けれど、大きい子たちに混じって海の中で激しく遊ぶのはなかなか難しいことでしょう。でも、ビーチパラソルの下にずっといるのはママもお子さんも退屈……。今回は、小さいお子さんとママが一緒に楽しめる海での遊びをご紹介します。

●泳げなくても楽しめる“海の遊び”3つ

●(1)砂浜のある海岸なら“ダイナミック・砂遊び”

海の砂で、公園の砂場では絶対できない、大きな遊びができちゃいます。シャベルとバケツ(できれば大きめを)を持ち込んで、全身を使って遊びましょう。

穴を掘って、海の水を呼び込んでダムやお子さんが入れる小さなプールを作ったり、お山やお城、イルカやウミガメも実物大の大きさで作れます。棒倒しに宝探し、磁石を持って砂鉄集め、砂に少しだけ埋まってみたり……ママがお子さんのガキ大将(?)になって、昔親しんだ遊びを一緒に楽しみましょう。

砂の上に寝転んで、全身で砂の感触を確かめる。波の音、頬に当たる風、海の香り。夏の砂浜で飲む冷たい飲み物はどんなにおいしいことでしょう。公園の砂場で目くじらをたてることも海だと許せてしまいます。

●(2)ペットボトルで作る水中箱メガネで”生き物観察”

水中に住んでいる生き物観察に欠かせない箱メガネ。海に出掛ける前に、簡易式箱メガネをつくっておきましょう。作り方は簡単。ペットボトルの上下をカッターで切り落とし、透明な筒を作ります。片面にラップをはり、輪ゴムで止めると完成です。

お風呂で自宅での水遊びでぜひ予行演習をしておきましょう! 波打ち際にはどんな生物がいるのでしょうか。海の生き物図鑑を持って行くと、さらに楽しめます。

●(3)ビーチコーミングで“宝探し”

潮風にあたりながら浜辺を歩いてみましょう。すると、いろいろなものが打ち上げられています。貝殻、木の実に種。海草、流木、石ころ、シーグラス。魚の死骸、鯨やウミガメのものかも知れない骨片。見慣れぬ魚具にボタン、外国からの漂着物..….お子さんと一緒に感性の赴くまま拾い集めてみましょう。

「これはなんだろう?」と大人も子どももハテナマークが並ぶ物がいっぱいです。広い海の波音を聞きながら、どんな生き物が住み、どこから来てどこへいくのか。思いをはせるのも楽しいですね。

●海で拾ったもので作るアート作品3つ

ビーチコーミングで集めた宝物で、アート作品を作りましょう。

まず最初に塩抜きをします。貝殻、シーグラス、流木、石ころなどは、水を張ったバケツにしばらくつけておきましょう。頃合いを見て水から出し、新聞紙などの上に並べて天日干し。完全に乾いたら、工作の材料として使用できるようになります(流木は、上記方法以外にも、雨ざらしにして塩を抜く方法があります)。

●(a)貝殻キャンドル

【用意するもの】

・貝殻

・ろうそく

・缶詰の空き缶

・鍋

・割り箸

空き缶にろうそくを入れます。それを湯を沸かした鍋に入れ、湯煎でろうそくを溶かしていきます。溶けたロウから芯を取り出します。溶けたロウを貝殻に注ぎいれます。新しい割り箸の間に芯の先っぽをはさみ、溶けたロウの中央にいれて完成です。

大体2~3時間で固まります。溶けたロウの温度は80度と高温。お子さんから目を離さないように注意が必要です。

●(b)写真立て&ランプシェード

市販の写真立ての回りに、集めてきた貝殻をどんどん張り付けていきましょう。思い出の写真と共に飾るととてもいい感じです。流木や貝殻をくっつけて動物や乗り物、鳥やお花など思い付くままに作っても楽しいですよ。

また、シーグラスがたくさん集まったら、ドーム上に積み上げてランプシェードを作りましょう。とけたドロップのような淡い色合い。ろうそくの揺れる光がロマンチックです(貝殻、シーグラスの接着には接着剤の他、グルーガンという樹脂を熱で溶かす接着剤が便利です)。

●(c)貝殻と海の砂の思い出ボトル

小瓶に海の砂を一つまみ。一緒に拾ったシーグラスや貝殻を入れ、今日の日付の紙を入れる。ただそれだけです。窓辺において、夏の光にキラキラ輝くのをながめるとキレイです。その日を封じ込める思い出の宝物。海に行くたび、砂をあつめてコレクションしていくのも楽しいですよ。

----------

子どもの成長は早いもの。来年はみんなに混じって遊んでいるかもしれません。今しかできない楽しみもたくさんありますよ。どうぞ、目の前にある宝物を見落とさないでくださいね。

【参考文献】

・『自然と遊ぼう(1)』長谷川孝一・著

・『海の遊び方 遊びテキスト4』中村征夫・著

●ライター/*SARASA*(ママライター)

の記事をもっとみる