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「ベイブレード」米国で実写化されるおもちゃが映画?実はアニメも放送

  • 2022.2.26
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ベーゴマのように回すおもちゃだが 画像はベイブレード公式サイトから(タカラトミーサイト内)

タカラトミーの玩具「ベイブレード」が、実写映画に!? 米国の映画情報を発信するウェブメディア「Deadline」が2022年2月24日(現地時間)、映画が「制作中」だと報じた。

ベイブレードは、日本の伝統的な玩具「ベーゴマ」をモデルにしたおもちゃ。漫画のような作品でなく、おもちゃが「実写映画化」というと不思議な感じがする。

有名プロデューサーが制作陣に?

Deadlineの報道によると、「実写版ベイブレード」は「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなどを手がけてきたプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマー氏とパラマウントが制作。脚本はニール・ワイドナー氏とギャビン・ジェームズ氏が担当するが、内容の詳細はまだ明かされていないとのこと。

ベイブレードは、専用の器具を使って「ベイ」を回転させ、他のプレーヤーのベイにぶつけるなどして戦わせ、遊ぶ。これまで複数シリーズが発売された。実はこれだけにとどまらず、それぞれのベイブレードを題材にしたテレビアニメやウェブ動画が放送されてきたのだ。

アニメは、2019年3月までテレビ放送されていた「ベイブレードバースト 超ゼツ」以降、インターネットでの配信に移行。22年2月25日現在は、「ベイブレードバースト ダイナマイトバトル」がユーチューブで視聴できる。

北米でもテレビアニメ放送

「日本の玩具が米国で映画化」。それだけ聞くと、唐突に聞こえる。ただ、タカラトミーの2019年5月15日付決算説明会資料によると、この時点でベイブレードシリーズは米国を含む世界80以上の国と地域に広がっており、グローバルなおもちゃの一面を持つ。また21年3月期の株主向け報告では、「『ベイブレードバースト』は国内販売が減少傾向にあるものの、北米におけるテレビアニメ放送の継続などにより海外向け輸出が堅調に推移」とある。テレビアニメは、北米でも放送されてきたようだ。

広く世界で人気があるおもちゃ。そのうえアニメが放送されていた――。それなら、映画化の下地は既にあると制作サイドが考えても不思議はない。

米国で玩具を題材にしたアニメが放映され、その後実写化された例は複数ある。例えば「トランスフォーマー」シリーズ。1984年に誕生したロボットの玩具だが、同年からテレビアニメも米国で放送(日本では1985年)。そして2007年に「トランスフォーマー」として実写映画化された。

1964年に発売されたアクションフィギュア「G.I.ジョー」も、1983年から米国でテレビアニメが放映。2009年に「G.I.ジョー」として実写映画が公開されている。

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