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夏の疲れを一気に解消! 夏バテに効く背骨マッサージ。

  • 2015.9.2
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年々夏が過ごしにくくなってきていると思いませんか?
そもそも夏バテとは日本の高温多湿な気候に体がついていけなくなり、だるい、疲れやすい、食欲がない、眠れない...などの症状が出ることを言います。
これに加え、近年の猛暑では冷房を日常的に使用するため体温調節がしにくくなります。暑いところと寒いところの温度差に体が混乱しついていけなくなり、自律神経の働きが悪くなって夏バテの症状が悪化してしまいます。

(c)GARO/phanie/Phanie Sarl/Corbis/amanaimages

今回はすでに夏バテしてしまった方にも、なんとか持ちこたえている方にも、そして季節の変わり目である秋に向けて体調を整えたい方にも是非お試し頂きたい自律神経を調整し、胃腸の調子や全身の倦怠感、そして不眠などいろいろな症状に一気に働きかける経絡セルフケアをご紹介します。


背骨の温マッサージで体の不調を一気に解消

背中には体全体を調整してくれる経絡や副交感神経の働きに関係する神経が走っています。背骨といっても上から下まで長いです。この長さが全身の症状に効く重要ポイントとなります。首に近い上から肩甲骨と肩甲骨の間は呼吸器系、そこからウエストの上くらいまでは消化器系、腰からお尻にかけては泌尿器・生殖器系というように、背骨を上から下までケアすることで効率よく全身の機能に働きかけることができるのです。

用意するもの:ペットボトルにお湯を入れたもの。(火傷をしないようご注意ください)

[やり方]
▼背中の首に近い位置で、ペットボトルをたてにして椅子座面と背中で挟み、体重をかけて押し当てます。ボトルが肩甲骨と肩甲骨の間、背骨の真ん中に当たるように気をつけながら、そのまま深呼吸を4回行います。


▼次にペットボトルを背中、腰、お尻と下方にずらしながら同じように深呼吸をしながら温めていきます。

※写真(2点)は『温ペットボトル経絡マッサージ』(KADOKOWA)より

*寝る前に行うと精神が落ちつきぐっすり眠ることができます。
*寝ながら行うこともできますが、床のような固い場所よりベットのようにクッション性のあるところで行うことをおすすめします。

★経絡豆知識★

自律神経調整にかかせない「背骨温マッサージ」

背骨の真ん中には督脈という経絡が流れています。この経絡は首の後ろを通り体の背面中央を下から上へと走っており、6本の陽経絡と交わっていて全身の陽の気を調整します。また背骨の両側には膀胱経という別の経絡も頭からつま先まで全身を上から下へと走っています。膀胱経には兪穴(ゆけつ)という全身の機能に関係する大切なツボが沢山存在します。

例えば「肺兪」というツボは呼吸器系の疾患の治療穴によく使われますし、「胃兪・脾兪・肝兪・胆兪」などは消化器系、「腎兪・膀胱兪・大腸兪」などは泌尿器系や腰痛などなどに使われます。

西洋医学的にも背骨の両側には自律神経の働きに重要な幹が存在します。

背骨を上下に集中的に温める「背骨温マッサージ」は自律神経の働きを良くし、夏バテで弱った消化器系の働きを調整するだけではなく、体全体の機能を効率よく底上げすることができます。

胃腸の調子も良くないし、ぐっすり眠れないし、背中や腰も痛いし、全身だるい...など症状が複数ある時は是非この経絡セルフケアをお試し下さい。

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