1. トップ
  2. グルメ
  3. 席選びが重要!カフェごはんをかわいく美味しく撮るテク

席選びが重要!カフェごはんをかわいく美味しく撮るテク

  • 2015.9.1
  • 1412 views

旅先で撮りたいものといえば食事。素敵な雰囲気のカフェでごはんを食べたら、それを写真に残したくなりますよね。でも、雰囲気をそのまま写真に収めるのは、なかなか難しいもの。そこで、インスタグラムで料理の写真が人気のかおしさんに、カフェごはんを美味しくかわいく撮るコツを伺いました。

どこの席に座るかで、写真の出来ばえも変わる

外食で料理を撮ることが難しい理由の1つは、入ったお店によって、店内の照明が暗かったり、テーブルの材質が違ったりと、撮影条件を自分で選べないことにあります。そこでかおしさんは、できるだけ明るい席を確保するよう、事前にリサーチし、予約できる時には席を指定して予約しているとか。

「事前にホームページなどでどんな席があるのかチェックして、できるだけ窓が近い明るい席を指定して予約するようにしています。また、予約できなかったり、旅先で偶然入ったお店の場合は、パッと見て、明るさやテーブルの雰囲気、背景に何が映り込むかなどを瞬時にチェックし、写真映えしそうな席を選びます。窓が近く、背景にグリーンが映り込むような席がいいですね」(かおしさん)。

これによって、かなり写真の出来ばえも変わるそう。この最初のひと手間を惜しまないことが大切なのですね。

人の気配を入れて、楽しい雰囲気を大切に

では、料理が運ばれてきたら、どんな角度から、何を背景に入れて撮ればいいのでしょうか? 外食には友人と出かけることが多いというかおしさんは、その場の楽しげな雰囲気を写り込ませることも大切だと言います。

「雑誌などでは、真上から撮影した料理の写真を見かけますが、真上から美味しそうに撮影するのは、なかなか難易度が高いと感じています。一緒に食事をしている人の気配や、その場の楽しい様子も入れて撮れば、それだけで面白い写真になるのではないでしょうか。例えば、自分の料理の向こう側に、向かいに座っている人のグラスやお皿、料理を食べようとしている手などを写し込むといいですね」(同)。

そのためには、料理が運ばれてきてから、周りのみんなが食べ始めるまで、しつこくシャッターを切り続けることが大事なんだとか。相手の手の動きなど、偶然良い瞬間に巡り会えることがあるそうです。また、デジタルカメラよりも、スマホのほうがカメラの起動までに時間がかからないため、スマホとデジカメの両方をテーブル上に用意しておくそう。

「ひとりの場合には、テーブルの上が寂しいので、料理の背景には、お店のインテリアやグリーンなどが映り込むように撮るといいですね。そのため、特にひとりの場合は、座る位置が重要です」(同)。

撮影後に加工アプリで画像を明るく、鮮やかに

料理の写真の場合、美味しく見せるコツは明るく撮ること。そのため、撮影した画像が暗かった場合には、明るさや色味を調整することが多いそうです。

「撮影時にできるだけ明るい場所で撮っても、どうしても暗くなってしまうことがあるで、加工アプリで明るさを調整したり、色が鮮やかになるフィルターをかけています。カラフルな食材を使った料理なら、その色を強調したほうがかわいく仕上がりますね」(同)。

デジカメで撮ったものについては、スマホに取り込んでから加工アプリを使うそうです。

テーブル上が寂しい時には小道具も使って

また、コーヒー好きのかおしさんいわく、食後のコーヒーを撮影する時にもコツがあるのだとか。

「コーヒー1杯がテーブルの上にあるだけだと、どうしても殺風景になりますよね。そこで、何か使える小道具は無いか探します。例えば、カフェではテーブルの上に、小さな花瓶に生けた植物が置いてあることがありますが、それをコーヒーカップの後ろに少しだけ映り込むように置いてみたり、店内にあった雑誌を借りて、さりげなくテーブル上に置いてみたりします」(同)。

この場合も、コーヒーカップの位置や、グリーンの位置を少しずつ移動させながら何パターンか撮ってみることが大切なのだそう。雑誌を置く場合には、閉じたり開いたり、もし友人と一緒なら、向かいに座っている人が読んでいるように持ってもらうという方法もあるとか。

ただし、冷たい飲み物の場合、時間が経つにつれて水滴がグラスの表面について、テーブルも濡れてきたりするため、こまめに水滴を拭きながら撮る、というひと手間も、写真のクオリティを左右するそうです。

テイクアウトのコーヒーをかわいく撮るには?

ところで、かおしさんのインスタグラムの写真を見ると、ただのテイクアウトのコーヒーさえも、素敵なシチュエーションで撮影されていることに驚きます。こんな写真を撮影するコツは?

「コーヒーの場合、ただ手に持っただけでは見た目が地味になってしまいますよね。そこで、葉っぱや木、水辺など、自然を背景にして撮ることをおすすめします。芝生の上や木製のベンチ、手すりの上、背景に海や川など水辺の風景が映り込むのもいいですね」(同)。

素敵な写真を撮るためには、しつこく何度もシャッターを押して、何パターンも撮ってみるということが大切なのですね。かおしさんのテクを参考にチャレンジすれば、次の旅行の時には、これまでよりもワンランク上のごはんの写真を撮れるかもしれません。

※写真:かおし

の記事をもっとみる