スターバックス店員が「注文していないドリンク」を渡してきた“理由”に思わず拍手

スターバックスで注文していないドリンクを渡された。バリスタの意図とは？（フロントロウ編集部）

アメリカのテキサス州にあるスターバックスで、18歳の女性が手渡されたドリンクに称賛の声があがっている。

その出来事が起こったのは夜。当時、彼女は1人でスターバックスにいたそう。

すると、1人の男が彼女に話しかけ始めた。

そんな時、今度はスターバックスのバリスタが彼女の元に。バリスタは「誰かがピックアップするのを忘れていったホットチョコレート」をくれたという。しかし、他の人が頼んだドリンクを、いくら忘れられていったとはいえ、別の利用客にあげるというのはおかしな話。

バリスタがなぜそんな行動を取ったのかは、そこに書いてあったメッセージによってすぐに判明。

「大丈夫ですか？私たちが止めに入りましょうか？もしそうして欲しいなら、カップの蓋を取ってください」

女性に話しかけた男性がどんな人物だったのかは分からないが、はたから見ていたバリスタたちは心配になるような状況だったよう。バリスタの行動から察するに、ホットチョコレートを誰かが忘れていったというのも嘘だろう。

わざわざ新しいドリンクを作り、メッセージを届けたバリスタたちの行動に感激したのは、その女性だけでなく、彼女の母親も同じだった。

18歳の娘を持つ母親のブランディは、フェイスブックに一連の出来事をシェア。ブランディによると、結局娘は蓋を外さなかったが、そこにいる間ずっと、バリスタたちは全員で彼女を気にかけてくれていたそうで、「他の人々を気にかけてくれる人たちに、とても感謝しています」と綴った。

今回の出来事が起こったのはテキサス州だが、2021年の夏には、ユタ州で似た出来事が起こった。

エイヴリーという女性がスターバックスで仕事をしていたところ、1人の男性が声をかけてきた。彼女は男性に「話したくない」と伝えたそうだが、男は聞く耳を持たなかったそう。

そんな時、1人のバリスタが「コーヒーのおかわり」を持ってきて、それをカップに注ぐタイミングで彼女が大丈夫かどうかを確認し、必要であれば男性を追い出すと言ってくれたという。

最終的には、自分が店を出るほうが早いと感じたエイヴリーが、その後すぐに店を後にしたそうだが、助けようとしてくれたバリスタたちの行動に安心したそうで、感謝の言葉を口にしていた。

（フロントロウ編集部）