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便秘に効果的! 冷えや風邪のひきはじめにもいい「悩み別 簡単ツボ」4選

  • 2022.2.20
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簡単で、どこでもできるツボ押し。便秘や胃腸の不調、冷えに効果的なツボを、東洋医学を専門としているもふねこ教授に講義していただきます。丁寧なツボの場所と押し方(ここ重要)が、もふねこ教授ならでは! 今回は腰と背中のツボまとめです。

便秘時に押したい腰のツボ「大腸兪」

便秘といえば、やはり定番のツボは大腸兪(だいちょうゆ)です。左右のこしぼね(腸骨)の頂点を結んだ線の高さで、中央から4~5センチ外側。骨じゃなくて筋肉のところ。

大腸兪を押さえる時は横になって腰に手を当て、親指でギューッと押し込んで2秒数えたら力をゆるめ、またギューッと2秒、それを1分くらいくり返したら、今度は反対向きに寝ころがって、もう一方の大腸兪をギューッ。それを何回か繰り返してみましょう。硬式テニスボールがある人は、あお向けになって大腸兪のところに片方ずつボールをあてて、体重をかけて圧迫してもいいかも。

大腸兪を押さえた刺激は自律神経を介して腸の動きに影響を与えます。ほら、なんだかお腹がグググッって動くのを感じませんか? 行きたくなったら我慢しちゃダメ、チャンスは今ですよ~~っ!!

※ 文 もふねこ教授 原案・イラスト 犬養ヒロ
※ 2020年10月15日配信

冷えに効果的な腰のツボ「次髎」

温活って、基本的には運動や温性の飲食など、あれやこれやの方法で身体を中から温めて、保温して、基礎体温を上げて、血液循環を良くして……って感じですかね。ツボを使うなら、わたしのオススメは次りょう(じりょう)です。次りょうのツボは腰椎の下の仙骨(せんこつ)という骨盤の後ろ側を構成する骨のところにあって、中央から3cmくらい外側。おしりの筋肉がないところですね。

プロの治療者が鍼を刺したりする場合は厳密にツボの場所をさぐることもあります(後仙骨孔という穴があるんです)が、温活の場合は次髎のツボを含む周辺の広い範囲にカイロを貼るのがオススメ。温熱刺激を直接、長く与えることができます。ここが温まると下半身がポカポカしてくるから、頻尿とか月経痛とか骨盤内臓器の調子も良くなるかも。カイロがない時は、とりあえず両手で服の上から次りょうのツボのあたりをゴシゴシこすってみてください。ほら、ポカポカしてきたでしょう?!

※ 文 もふねこ教授 原案・イラスト 犬養ヒロ
※ 2020年12月15日配信

風邪のひきはじめに押したい背中のツボ「風門」

風邪(感冒)はライノウイルスなどによる上気道感染症ですが、東洋医学では邪気が体内に侵入して風邪をひくと考えられていました。カゼの邪気だから「風邪」ですね。そしてこのカゼの邪気の入り口といわれているツボが、背中の上のほうにある風門です。肩甲骨の内側の上の方は少し角ばっているのですが、その少し下から2センチほど背骨寄りのところ。

まぁ東洋医学的に言えば、このあたりを刺激してカゼの邪気をブロックするってイメージですかね。押さえるなら、中指を引っかけるようにして腕の重みで引っ張るように数十秒ほど圧を加え、次は反対側の風門、その繰り返し。でも、風邪は寒さにつけこんで侵入してくるので、とりあえず手元にあるカイロ、缶コーヒー、お茶のペットボトル、ドライヤーなどで温めると楽になると思います。あ、もちろんヤケドに注意。長時間カイロや熱風を直接あてたりしないで!

※ 文 もふねこ教授 原案・イラスト 犬養ヒロ
※ 2021年2月13日 配信

胃腸の調子がイマイチな時に押したい背中のツボ「脾兪」

脾兪は、おへそとみぞおちの真ん中くらいの高さで、その反対がわ(背中)の脊柱起立筋の上、つまり背骨のラインから外側に3~4センチ離れたところにあります。この脾兪のツボのあたりは、胃腸の調子が良くなかったり、長時間デスクワークをする人なんかは、けっこう硬くなっている場合が多いかも。

手を後ろに回して親指で押さえてもいいんだけど、わたしのオススメはテニスボール! あお向けになって脾兪のツボのところにテニスボールを入れて、からだの重みでジワーッと圧迫するんです。膝を立てて腰を少し動かしながらボールをコロコロすれば、グリグリと強めの刺激を加えることもできます。逆にテニスボールだと刺激がきつすぎる人はゴルフボールで! あまり長くやりすぎると、あとで痛くなっちゃうから、30秒くらいで左右の脾兪を交代に刺激して、まずは合計5分以内でやめときましょう。

※ 文 もふねこ教授 原案・イラスト 犬養ヒロ
※ 2021年5月15日 配信

ツボを押して心もカラダもスッキリ

ツボ押しは、不調に効果的なだけでなく、気持ちイイと感じます。ツボの場所と効果、そして押し方を習慣づけて、元気にすごせたらいいですね。

まとめ構成・小田原みみ

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