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映画でシティを巡る旅。まずはパリからスタート!(Airi Nakano)

  • 2015.8.31
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現在発売中のVOGUE JAPAN10月号

のテーマはシティガール。そこで今回はシティガールのパンツスタイル特集の冒頭も飾ったキャロリーヌ・ド・メグレの母国・フランスはパリからはじめ、各国のシティを映画で旅してみたいと思います!パリが舞台の映画はあまりにも多いので、邦題に“パリ”を掲げた映画4作品をピックアップしてみました。

『パリの恋人』(1957) モードなパリを豊かに描いた、夢が溢れるミュージカル。

オードリーヘップバーン演じる、お洒落に無頓着でちょっと野暮ったい文学少女ジョー・ストックトンが、フレッド・アステア演じる有名フォトグラファー、ディック・エヴリーに見出され、パリでのモデル経験を通して華麗なる美女へと変貌を遂げるシンデレラストーリー『パリの恋人』モードの発信地としての華やかでお洒落なパリの空気や人々の憧れを、快活なミュージカルとともに楽しむことが出来ます。ディックはVOGUEでも活躍した偉大なフォトグラファー、リチャード・アヴェドンをモデルにしているといわれ、そのシューティングの様子は、モード好きならずともウットリしてしまうような、夢に溢れています。パリが好きな人はもちろん、ファッションに興味のある人も、そうでない人にも是非観て頂きたい、幸せな気分になれる映画です。

『ミッドナイト・イン・パリ』(2012) パリの黄金期を鮮やかに再現したロマンチックストーリー。

“Les années folles(狂乱の時代)”とも呼ばれたパリの黄金時代1920年代を、現代からタイムスリップした男性の視点から、ユーモラスにそしてロマンティックに描いたウッディ・アレン監督の映画『ミッドナイト・イン・パリ』。結婚前に妻のイネス(レイチェル・マクアダムス)とともに憧れのパリを訪れたギル・ペンダー(オーウェン・ウィルソン)は、ふとした偶然から1920年代のパリの世界に迷い込みます。そこにはヘミングやフィッツジェラルドやジャンコクトー、ダリなどの憧れの天才たちの姿が。さらにはそこで出会ったピカソの愛人、アドリアナ(マリオン・コティヤール)との恋に悩み・・・。映る景色はすべて美しく、次々と現れる偉人たちはまるで本人たちのようにそっくり!迷い込んだギルを羨んでしまうほど、鮮やかにその時代が再現されています。芸術の都と謳われた美しいパリに思いを馳せながら、夢見心地な気分に浸れる一時をお約束します。

『PARIS』(2009) リアルなパリの魅力が詰まった映画。

先ほどの『ミッドナイト・イン・パリ』が、理想のパリ像を具現化しているのに対し、セドリック・クラピッシュ監督の映画『PARIS』が映し出すのは、よりリアルな飾らないパリ。至るところが工事中(または故障中)で、様々な民族や文化が入り乱れ、頻繁にデモが起こり、生活の至るところに恋が潜んでる。混沌とした中に人と人との温かな繋がりを見出せるパリの魅力が、同時系列に並ぶ様々なストーリーと、エリック・サティの音楽とともに綴られます。ロマン・デュリス演じる死に瀕した主人公ピエールが映画の最後に語る言葉が、そんなパリに生きる人々を印象的に表現しているように思えます。「これがパリ 誰もが不満だらけで、文句を言うのが好き 皆幸運に気づいてない 歩いて 息して 走って 口論して 遅刻して・・・何という幸せ 気楽にパリで生きられるなんて」

『パリ、ジュテーム』(2006) さまざまな“愛”が詰まったパリを旅する映画。

世界各国から参加した計18人の映画監督たちそれぞれが、5分間で綴った小さなラブロマンスを集めた映画『パリ、ジュテーム』それぞれのお話ごとに舞台がパリの異なる地区へと移り変わり、監督や俳優の個性が詰まったお話とともに、まるでパリを旅させてもらっているかのようで、監督たちからのちょっとしたプレゼントを受け取ったような気持ちになります。ジュリエット・ビノシュやファニー・アルダンといったフランスの名俳優から、ナタリー・ポートマンやイライジャ・ウッドなどの国際的な俳優たちまで、その豪華な俳優陣の顔ぶれも見どころの1つです。様々な視点から綴った様々な“愛”の物語。あなた好みの作品がきっと見つかるはずです。

参照元:VOGUE JAPAN

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