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芥川賞受賞作品もう読んだ? 『火花』と『スクラップ・アンド・ビルド』が想像以上におもしろい!

  • 2015.8.31
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みなさん、先月発表された芥川賞受賞作品はもうお読みになりましたか? 又吉直樹さん作の『火花』(文藝春秋)と、羽田圭介さん作の『スクラップ・アンド・ビルド』(文藝春秋)。

この二作、どちらも不器用ながらも、自分の美学を信じて一生懸命に生きる若者が描かれているので、女子の皆さまにもぜひ読んでいただきたいです!

それでは、簡単ではありますが、内容をご紹介したいと思います。

『火花』(又吉直樹/文藝春秋)(http://www.amazon.co.jp/%E7%81%AB%E8%8A%B1-%E5%8F%88%E5%90%89-%E7%9B%B4%E6%A8%B9/dp/4163902309)

まっすぐに生きる天才肌の先輩芸人と、彼の伝記を書くことを頼まれた僕の話芸人である又吉さんが受賞したことでも話題になった『火花』は、天才肌で、自分の欲望にたいしてどこまでもまっすぐに生きる先輩芸人「神谷」さんと、彼の弟子になり、伝記を書くことを頼まれた後輩の「僕」の物語です。二人はそれぞれ別のコンビに所属しているのですが、ときどき一緒にお酒を飲んで「笑い」について熱く語り合います。二人とも売れているわけではないのですが、表現の場を得るため、それぞれのやり方で必死に格闘しながら生きています。

どんな状況であってもひたすら「自分らしく」生き抜く様子を見ていると「私はどうなのだろう……?」と自らの生き方を振り返りたくなります。ラストは思わず泣き笑いしたくなるかもしれません!

『スクラップ・アンド・ビルド』(羽田圭介/文藝春秋)(http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%AB%E3%83%89-%E7%BE%BD%E7%94%B0-%E5%9C%AD%E4%BB%8B/dp/4163903402)

高齢化社会でなにかと希望がもてない現代ですが、本書は87歳の要介護老人と、28歳の就活中の孫「健斗」の攻防戦が描かれた家族小説です。もう、この要介護老人である「じいちゃん」がすごいのです。「早う死にたか」が口癖で、毎日のように言っているので、孫の健斗は「それなら希望通りに死なせてあげるよ」と、ある計画を実行しようとすると、コレが全然思い通りにならないのです……。どうやら、孫のいない所で「じいちゃん」は死ぬ気なんて全然ないような行動をしているようで……!?

87歳のじいちゃんと無職の28歳の孫の対決!

息がつまりそうな設定ではあるのですが、ときどき思わずクスッと笑ってしまうシュールな展開にもご注目ください。若者も、悲しんでばかりでなくて、闘わなくては! と思わされるとてもおもしろい作品です。

いかがでしたか? こちらの2作品は、おもしろさだけではなく「大変な世のなかだけど、自分らしく闘おう」と背中を押してくれるような本でもありました。登場人物が不器用ながらも、闘おうと前へ一歩踏み出す様子がとても印象的です! よかったらぜひ読んでみてくださいね。

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