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北乃きい、主人公・まつりは「“プライベートの自分”とは似ているんです」<「おじさんが私の恋を応援しています(脳内)」インタビュー>

  • 2022.2.14
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ドラマ「おじさんが私の恋を応援しています(脳内)」で主演を務める北乃きいにインタビュー ※ザテレビジョン撮影
ドラマ「おじさんが私の恋を応援しています(脳内)」で主演を務める北乃きいにインタビュー ※ザテレビジョン撮影

【写真を見る】主人公・まつりを演じる北乃きい

主人公・宮下まつり役の北乃きいにインタビュー

2月14日(月)よりTOKYO MXのドラマ枠「ドラマニア!」でスタートする、新月曜ドラマ「おじさんが私の恋を応援しています(脳内)」(毎週月曜夜10:00-10:30)。同作は井野ジュンによる同名漫画が原作。ひょんなことから“営業一筋30年・家族思いのサラリーマン”のおじさんの意識が脳内に飛び込んできてしまった、言いたいことも言えない引っ込み思案な主人公・まつりが、仕事や恋にエールを送るおじさんとの奇妙な“脳内同居生活”を経て、少しずつ成長していく姿を描くOL×おじさん×イケメン王子による“トライアングル・ラブコメディー”。

WEBザテレビジョンでは、主人公・宮下まつり役の北乃きいにインタビューを行い、作品への思いや現場の雰囲気、自身の役への向き合い方などを聞いた。

ベタな“胸キュン”シーンは特に楽しみにしていました

――出演が決まった際のお気持ちを教えてください

台本の前に原作をいただいたんですが、絵がかわいくて、読みやすくて、あっという間に読み終えてしまいました。主人公の役柄自体もとてもかわいいので、「この役を演じられるんだ」とうれしかったです。台本をいただいてからも原作通りの内容だったので、なおさら撮影が楽しみでした。

――役を演じる上で不安だったことや、楽しみだったことはありましたか?

半分以上CGを使う撮影だったので、想像できないところがあったり、グリーンバックでの芝居になるので大変だろうな、という印象がありました。想像力が試されるというか…。ラブコメということもあり、ベタな“胸キュン”シーンは特に楽しみにしていました(笑)。

共演して初めて分かったアキラ100%の“すごさ”

――撮影現場で印象に残っているエピソードはありますか?

一人二役という役柄が初めてで…。アキラ(100%)さんと私の“おじさん像”が食い違うと同じ役に見えなくなってしまうなと感じたので、最初に監督を含めた3人で、それぞれが持ってきた“おじさん像”を提示して擦り合わせる、という作業をしたんです。その時のアキラさんは「静かな方」という印象で、現場に入ってからもワイワイしゃべるようなタイプではなかったので、びっくりしました。

でも、撮影が進むにつれてアキラさんの一つ一つの言葉だったり、行動だったりが面白くて。それを誰かが笑うとアキラさんは「えっ?」と、けげんな表情をするんです。それはアキラさんの作られていない、天性の面白さなんだと思うんですけど、それのおかげで過密なスケジュールの中でも和やかな雰囲気で終われたと思っています。

あと、予告を撮る時にスーツを着ている状態で“お盆芸”をやって下さったんですけど、「本物だ!」って現場が湧きました(笑)。スーツを着ている状態でも現場が湧いたのを見て、改めてすごいなと感じました。

やるときはやるという、本当に理想の現場

――“過密なスケジュール”なのに和やかな雰囲気の現場だったんですね

そうなんです。キャストさんもスタッフさんも皆さん穏やかだったので、ゆったり、まったりした雰囲気の中撮影が終わった印象です。怒る人がいないし、(ドラマ内でも)怒る場面もないのでとても自由な現場でした。

私は現場の雰囲気作りはすごく大事だと思っていて。今回は主演ということもあり、ほぼ全てのシーンに出る自分のミスで、スケジュールを大きく前後させないように、(皆さんが)寝不足になって雰囲気が悪くならないように、注意してお芝居をしていました。

でもテストなしですぐ本番、となっても、ほとんど一発OKでスムーズに撮影が進行したんです。終わってみれば(スケジュールが)巻いて撮影が終わっていて。ピリピリしてないけど、やるときはやるという、本当に理想の現場だったと思います。

(笹森さんは)アドリブを投げると必ずレベルの高い返しをくれる

――共演者から刺激を受けるような出来事はありましたか?

全キャストさんから刺激を受けましたが、アキラさんのセリフの間や息の使い方は特に勉強になりました。

アキラさんの役を私が演じる場面も多かったので、違和感がないように合わせようと注意して聞いていると、セリフの間や切れ目が自分で演じる時と全然違うなと感じたんです。それを実際にやってみたら、「こういう演技の引き出しがあるんだ」と、新境地を開いた気分でした。

笹森(裕貴)さんは、役者として4年目くらいだと伺っていたんですが、それを全く感じさせない肝の据わった演技をされる方で。アドリブが入っている場面があるんですが、その対応力がすごくて。私がアドリブを投げると必ずレベルの高い返しをくれるんです。私が自分で(アドリブを)投げた癖に「どうしよう」ってなるくらいで(笑)。

特にアドリブが多く入った、(笹森と)2人でDVDを見るというシーンがお気に入りです。「自分は4年目であんなにアドリブ出来ていたかな…すごいな」と感心してしまいます。

――一番印象に残っているシーンを教えてください

一番初めに撮ったのが笹森さんが“王子様”の格好をして登場するシーンだったので、一番印象に残っています。分かりやすい演出のシーンということもあり、作品のベースが出来上がって役に入りやすかったです。

(主人公は)“プライベートの自分”には似ているんです

――主人公のまつりと北乃さんが似ているなと感じたり、共感出来る部分はありましたか?

それが一つもなかったんです。

――全く自分と違うまつりという役柄にどのように寄せていったのか教えてください

例えば声を張らずにゆっくり話すように心掛けたり、すぐに反応せず一拍遅れて反応するように心掛けたり…。まつりは何か一つに集中したら他が見えなくなってしまうような、外へのアンテナを張らないようなキャラクターだと思っていて。

“北乃きい”には似ていないんですけど、“プライベートの自分”には似ているんです。

――“北乃きい”さんと“プライベートのご自身”は、作中のように脳内で共生しているような関係なのでしょうか?

どうなんでしょう…。例えば“プライベートの自分”として応対をしていても、途中で相手が“北乃きい”と自分を認識した瞬間に、勝手にスイッチが切り替わるようなイメージです。相手が思う理想のあるべき姿になろうとするみたいな。でもそれは自分で意識してコントロールするのではなくて、自然になってしまうものなんです。

「元気なイメージ」を持たれている方が多く、相手からはそれを望まれているんだと、ずっと思ってきたからだと思います。「元気なイメージ」の“北乃きい”は、“プライベートの自分”と違う性格だからこそ、いい意味で仕事とプライベートがバランス良く、すみ分けられているのかなと感じています。

私は玄関のドアノブを触る時にも、入れ替わるスイッチがあるなと感じていて。仕事に行く時、帰る時にドアノブを触ると自然と入れ替わるんです。

気付かされる“プライベートの自分”との隔たり

――そのルーティンが出来上がったきっかけを教えてください

うーん…。やっぱり“北乃きい”という名前が付いた時ですかね…。“きい”は元気の“き”、黄色の“き”のイメージだからね、と言われてから、自覚するようになった気がします。衣装では黄色い服をよく着たりするんですけど、“プライベートの自分”は黄色い服なんて一着も持っていないですし。

名前が付いたのが初めてオーディション会場に行った時で、本名じゃ中に入れなかったんです。電話してみると「ごめん、言い忘れてた! あなた今日から“北乃きい”だから!」って伝えられて(笑)。そう名乗ったら会場に入れたので「私は“北乃きい”なんだ」って自覚したというか。

でも当時は13歳で文字通り「元気」だったんですけど、歳を重ねるにつれて“プライベートの自分”との隔たりに気付かされる瞬間はあって。「本当の私はこう思っているのに!」という自分がいるんですけど、「それは皆がイメージする、求められている“北乃きい”じゃないし…。」と思ったりしていました。

でも30歳になってから、事務所からも「大人だから色々なことを感じるだろうし、自分の言葉で話していいよ」と言われてから最近は自由に話しています。大体のプライベートに関することは初めて話すことばかりです。

“プライベートな自分”の要素を入れこんでいきたい

――それを踏まえて今後こんなことに挑戦したい、ということはありますか?

“プライベートな自分”の要素を少しづつ加えていきたいなと思っています。

「意識せずに自然と“北乃きい”と“プライベートな自分”が切り替わっちゃうんです」と説明しても“プライベートな自分”を入れていった方がもっと輝くはず、と色々な方から言ってもらえるので、それを目標にしています。

でも、全部捨てたいとか、無くしたいっていう訳じゃないんです。あくまで“北乃きい”というベースがある中で“プライベートな自分”の要素を入れこんでいきたいって思っています。

あと、私は気を使いすぎて逆に気を使わせてしまうので、(自然と)人に気を使わせないでいられる人になれるといいな、とも思っています。

――最後に、読者の方々にメッセージをお願いします

「おじさんが私の恋を応援しています(脳内)」は、さまざまな世代の方に楽しんでいただける作品だと思います。また、今から何かを始めようと思っていたり、恋に一歩踏み出せずにちゅうちょしてしまっている方々の背中を押すようなメッセージ性のある、“トライアングル・ラブコメディー”です。ぜひともご家族で楽しんで見ていただければ、と思います。

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