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「洋服の青山」大赤字…店舗閉店で跡地にダイソーが続々と出店…なんで?

  • 2022.2.12
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経営悪化により「洋服の青山」の閉店が相次いでいます。しかしその跡地に100均ショップの「ダイソー」が次々と出店しているようです。業態が全く異なる店舗になぜダイソーの出店が相次いでいるのでしょうか?

■「洋服の青山」が大赤字になった理由

「洋服の青山」を展開する青山商事は2021年11月に2022年3月期上期中間決算を発表。その時点の純利益は75億円の赤字となっています。純利益が169億円の大赤字となった同年前期との比較ではかなり赤字が減ったものの、まだ巨額の赤字が続いています。

近年、オフィスカジュアル化が進みスーツの需要が低下しました。加えて、ウイルス感染予防を目的とするテレワークが増加。さらにスーツ離れが進みました。こうした理由により、洋服の青山は経営状態が急激に悪化していったたようです。

■「洋服の青山」跡地にダイソーが続々と出店!

以上の背景から、現在青山商事はスーツ販売以外の事業に力を入れ始めています。中でも力を入れているのが「ダイソー」の出店です。

青山商事は2016年に「ダイソー(大創産業)」と販売代理店契約を締結。「洋服の青山」の跡地や現存する「洋服の青山」店舗の一角に「ダイソー」を出店しています。

ここ数年はコロナ禍の影響で「洋服の青山」の閉店数が特に増えています。それと比例するようにダイソーの出店数が増加。2021年8月時点で青山商事が出店したダイソー店舗は111店舗まで増加してます。

■「洋服の青山」がダイソーの販売代理店になった理由

青山商事がダイソーの販売代理店になった主な理由はスーツ需要の低下ですが、ほかにも理由があります。実は、「洋服の青山」の広い敷地や店舗が100均に向いているようなのです。

100均は品物の数や種類が非常に多いため、広い店舗スペースが必要です。

その点、「洋服の青山」店舗の多くは敷地も店舗スペースも広い点で100均業者のニーズを満たしています。つまり、「洋服の青山」跡地に「ダイソー」を出店することは、大創産業にとってもプラス要素が多いということになります。

そのような事情から現在「洋服の青山」の跡地に次々と「ダイソー」店舗が誕生しているのです。今後もしばらくその動きは止まらないでしょう。

文・大岩楓
元銀行員ライター。預金・為替業務に長く携わった経験をもとに、節約などの記事を多数執筆。現在はジャンルを広げて教育系の資格を生かした記事まで幅広く執筆。

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