1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 最低○日分の備えを! 赤ちゃんがいる家庭に必須の“防災グッズ“一覧

最低○日分の備えを! 赤ちゃんがいる家庭に必須の“防災グッズ“一覧

  • 2015.8.27
  • 32121 views

【パパからのご相談】

防災の日に向けて、先日会社で備蓄などの確認をしました。家庭でも準備は一応しているのですが、子どもも生まれたし、見直したいと考えています。どのように防災の備えをすればよいのでしょうか?

●A. 支援物資が届くまでは約3日。おむつなどの日用品を備えよう!

こんにちは、ご相談ありがとうございます。在宅ワーカーの川中利恵です。

かつて関東大震災があった9月1日は、“防災の日”ですね。3.11の教訓を受け、より備蓄や防災対策に力を入れている企業や自治体も多いことと思います。わが家でも、3.11から特に念を入れて、防災リュックなどの準備をするようになりました。

●最低限これだけは準備しよう!

万が一に備えるとき、やはりたくさん備蓄しておきたいところです。しかし、置く場所にも限りはありますし、詰め込んだ荷物を果たして持ち歩けるのかという現実的な問題があります。

自治体などのリーフレットでは、最低限、以下に記した7つのアイテムを3日分備蓄しておくよう、記載されています。それは、これまでの統計上、大きな震災などが起こったとき、自治体などから支援が届くのが被災してからおよそ3日後という統計があるためです。

そこでまずは、3日分の物資を準備しておきましょう。スペースに余裕があれば、1週間分備蓄ができるとより安心です。

【備蓄の基本アイテム7つ】

・1日当たり1人3Lの飲料水

・食糧

・簡易トイレ

・懐中電灯

・ライター

・ラジオ

・救急用品

●家族のライフステージに適した準備を!

基本となる上記7つのアイテムのほかに、どんなものが必要なのかは家庭によって異なります。たとえば、眼鏡を常用している人が眼鏡を失えば、不便になることは間違いありません。

それは、子どもがいる家庭でも同じです。適したサイズのおむつ、粉ミルクや離乳食などは必需品です! すぐに持ち出せるリュックなどに常備するとともに、しっかり備蓄して準備しておきましょう。

【0~1歳児家庭で準備しておきたい備蓄品6つ】

・紙おむつ(水が使えなくなるケースが想定されるので、布おむつNG)

・おしりふき(肌に優しいため、大人も手や体を拭くなどのシーンで使えます)

・粉ミルク(小分けされたスティックタイプなど。母乳育児でも必須)

・レトルトの離乳食

・抱っこひも

・タオル

最近では、お湯を使わなくてもすぐにミルクを作ることができる、赤ちゃん用非常食も登場しています。防災グッズをうまく活用するといいかもしれません。

●大人も赤ちゃんも助かる! 災害時にあったほうがいいアイテムとは

荷物は、持出し用と自宅備蓄用に分け、持出し用の荷物はすぐに持ち出せる場所に常においておきましょう。最低限の備蓄と、赤ちゃんグッズのほかに、“あれば必ず役に立つ”アイテムを紹介します。

【持ち出し用リュックに入れておきたいもの8つ】

・備蓄の基本アイテム7つ

・赤ちゃん用の備蓄品アイテム6つ

・保険証や母子手帳などのコピー

・断熱系シート(夏でも夜になれば冷え込むことが考えられます。軽くてコンパクトに収納できる断熱シートを入れておくと安心です)

・生理用品(子ども程度であれば簡易トイレやおむつの代わりにしたりすることもできます)

・マスク(ほこりがひどくなることが予想されるので、準備しておいた方がよいでしょう)

・ケータイやスマホの充電器(乾電池で使えるものや、手動で充電できるものを準備。ネットが使えれば救助などの要請ができます)

・カイロ(冬場や冷え込む夜に備えるだけでなく、離乳食の温めぐらいは対応可能です)

【自宅に用意しておきたいもの4つ】

・毛布(防寒だけでなく、避難所などでの目隠しに役立ちます)

・紙コップや紙皿、サランラップなど(水が復旧するまでの間、洗い物ができないときに役立ちます)

・ビニール袋(ごみを入れたり、食糧の保管をしたり、子どものおもちゃになったりと幅広く役立ちます)

・カセットコンロとカセットコンロ用ボンベ(冬のなべ物などでおなじみのセットですが、ライフラインが途切れたとき、お湯を沸かすなど必須となります)

----------

あってほしくない震災。でも、しっかり備えをしておけば、万が一のときもなんとか過ごせるはずです。子どもの命を守ることが親にとって最大のミッションですから、しっかり準備しておきたいですね。

特にリュックは、詰め込んでもママでも持ち出せなければ意味がないので、備蓄のほかに避難用バッグの重さは確認しておいてくださいね。参考になれば幸いです。

【参考リンク】

・防災特集 自助・共助が命を救う! | 大阪市(PDF)

●ライター/川中利恵(在宅ワーカー)

の記事をもっとみる