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華麗なるファッション界の祭典。【2016年秋冬パリオートクチュールコレクション】

  • 2015.8.27
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今年7月、40度近くまで気温が上がった猛暑の中でのパリオートクチュール取材。華やかで美しいクチュールドレスに身を包んだ顧客たちでいっぱいになるこの時期のパリは、一年でも街中が最も艶やかな雰囲気につつまれるとき。今回は取材した中でも、特にわたしたちを楽しませてくれたコレクションやイベントをお届けします。

Text: Saori Masuda

ミウッチャ・プラダ主催のクラブイベント?

恒例となりつつある年に一度の7月のクチュールウィーク前日に発表されるミュウミュウのクルーズコレクション。昨年の150人のディナーパーティ&ライブに続き、ミウッチャ・プラダが16区のイエナ宮で行った2016年クルーズは、パリのナイトシーンをイメージして作ったミュウミュウ・クラブをテーマにしたコレクションイベント。オリジナルの動物モチーフプリントをグラフィカルなテキスタイルでミックスさせたルックに、ファー小物などをコーディネイトさせたコレクションは思わず買いたい!と思うアイテムばかり。ショーの他に会場の一角には、パウダールームのようなスペースが設けられ、日本で11月に発売されるスズランをベースにしたミュウミュウ初のフレグランスが展示されていた。

サンデーブランチはルイ・ヴィトン邸で。

パリ郊外にあるアールヌーボーの美しいインテリアに目を奪われたルイ・ヴィトンの邸宅跡にギャラリーがオープンした。マーク・ジェイコブスによるコレクションの数々やアーティストたちとコラボした作品、また動画や写真などで綴られたルイ・ヴィトンの歴史が斬新な手法で展示されている。アットホームな雰囲気のオープニング・サンデーブランチ・パーティは、まるで19世紀の印象派画家マネの絵画のワンシーンに遭遇したような感覚がして、ルイ・ヴィトンの持つ歴史の重さを感じた。

ラフ・シモンズがかけた魔法とは。

フランドル派や印象派の絵画のようなピュアさにセンシュアルさが入り混じった、フレッシュな空気感が印象的だったラフ・シモンズによる2016年秋冬ディオールのオートクチュール。植物園のようなショー会場で発表されたコレクションは、レースのようなドレス風ジュエリーや上質で繊細な生地で作られた服の数々で溢れ、爽やかでラグジュアリーな雰囲気につつまれた。ショーの最後に登場したラフ・シモンズはその成功を確信したに違いないと思うくらい、その場に居合わせた皆が魔法にかかったような目で彼を見つめた。

カール・ラガーフェルドが仕掛けた壮大なスペクタクルとは。

ハリウッド映画の舞台セットのような壮大なショーを演出することでいつもわたしたちをワクワクさせてくれるシャネルが、2016年秋冬のオートクチュールのテーマに選んだのが、プライベートでエクスクルーシブな社交場を意味する"Le Cercle Privé"と名付けられたカジノ。そして、1920年代調の豪華でスタイリッシュなショー会場に魅入っている私たちを更に驚かせたのは、その“カジノに遊びに訪れた”ジュリアン・ムーア、クリステン・スチュアート、リタ・オラ、ヴァネッサ・パラディ、菊地凛子やG-DRAGONなど総勢20名近くの豪華スターたちと、そのまわりを練り歩くジオメトリカルな3Dプリントのシャネルスーツ、ツイードやアシンメトリーのドレスなど絢爛な衣装を纏うボブスタイルの優美なモデルたち。今回もこの豪華絢爛なショーを総指揮し、そこに居合わせた皆にいい夢を見せてくれたカール・ラガーフェルドの偉大さにまたまた感動した朝になりました。

クロエのクレア・ライト・ケラーの一押し新作とは?

オートクチュール期間中はクルーズコレクションやジュエリーの発表会も開催されている。プレタポルテ期間中とは違い、時間に余裕があるこの時期はデザイナー自らがコレクション説明をしてくれるといううれしい出来事もある。今回、クロエのクリエイティブ・ディレクター、クレア・ライト・ケラーがモデルに数ルックを着せて説明してくれた2016年クルーズは、1970年代のロンドンのフリースピリットなミュージックシーンと都会的なアティテュードを組み合わせたフェミニンでエフォートレスなコレクション。クレア自らが着けてみせてくれたチェーンウエストバッグ、エディターズバッグの有力候補になりそうな新作カメラバッグ「INDY」やアルファベットチャームアクセサリーなど、2016年春のマストバイになりそうなアイテムが満載のコレクションでした。

参照元:VOGUE JAPAN

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