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レッドブルを飲んだのに「翼が生えない」カナダで集団訴訟…その結末は?

  • 2022.2.7
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法律の世界は一般人にはなかなか理解しにくいことも多いもの。中には「まさか!」と誰もが驚いてしまうような判決が出ることもあります。今回は海外で実際にあった超驚きの訴訟についてご紹介します。

■レッドブルを飲んでも翼が生えない!顧客に7,000万円以上の支払い

エナジードリンクでおなじみのレッドブル。スケートボードやサーフィン、スノーボードの選手のスポンサーも手掛ける企業です。

そんなレッドブルが、キャッチフレーズ「give you wings(あなたに翼を)」を信じた消費者から「翼が生えないじゃないか!」と伝えられてしまいました。普通に考えれば「翼…実際には生えないよね?」と理解しそうなものですが、なんとこの集団訴訟においてレッドブル側はトータル7,000万円以上の支払いをすることになったのです。

■レッドブル以外にもエナジードリンクのマーケティングが訴訟の対象に

実は今回のレッドブルへの訴訟のように、マーケティングの方法が訴訟の対象となったケースは他にもありました。その一つが「Monster Beverage Corporation」(3本の爪痕が描かれたパッケージのドリンク)に対する訴訟です。6歳以下の子供にカフェイン飲料を飲ませることは、青年期において重大な症状が発生する可能性があるにもかかわらず、子供を欺くような内容のマーケティングであったとされ裁判となりました。この企業は黒人が役員にいないという理由でも裁判になっています。

■その効果が抽象的な場合の多いエナジードリンク

レッドブルの効果は、実はコーヒーなどのカフェイン飲料と変わらないという調査結果もあります。エナジードリンクのマーケティングは、そのような曖昧な効果をもつ製品を最大限魅力的に見せたいがための少し危険な手法だと言えるかもしれません。

文・山根ゆずか

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