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G’s ART REVIEW 半世紀以上にわたる制作活動を振り返る『開館20周年記念 菅木志雄展 〈もの〉の存在と〈場〉の永遠』etc.

  • 2022.2.4
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2月のエンタメをレビュー!GINZA編集部がレコメンドする展覧会をご紹介。

『開館20周年記念 菅木志雄展 〈もの〉の存在と〈場〉の永遠』

菅 木志雄[事位]1980 作家蔵 撮影: 菅 木志雄 ©Kishio Suga

1960年代末から70年代の日本に起きた美術動向「もの派」の作家として知られ、今日まで日本の現代美術をリードしてきた菅木志雄(岩手県生まれ)。その作品は、並べる、曲げるといったシンプルな行為を加えながら、石や木、金属等の日常的な素材を空間に置いたり組み合わせたりすることによって、素材同士や置かれた場所、さらには人との関係性を考えさせる。本展では、半世紀以上にわたる菅の多岐に及ぶ制作活動を、約120点の作品を通して振り返る。

『八戸市美術館開館記念 ギフト、ギフト、』

大西幹夫[八戸三社大祭絵巻]2021

2021年11月に再オープンした八戸市美術館は、「種を蒔き、人を育み、100年後の八戸を創造する美術館 〜出会いと学びのアートファーム〜」をテーマに、地域密着を重視した活動を展開するユニークな美術館。開館記念では、八戸を代表する祭りである「八戸三社大祭」を出発点に、10組のアーティストとひとつのコレクションを迎え、アートを通して“ギフト”の精神を見つめる展覧会とプロジェクトを開催。西澤徹夫、浅子佳英、森純平が設計を手がけた建築も必見だ。

『メンズ リング イヴ・ガストゥ コレクション エキシビション』

[英国の哀悼の指輪] Photo: Benjamin Chelly

1980年代以降、先駆的なアンティークディーラーとして名を馳せたイヴ・ガストゥ。彼のメンズリング(男性用指輪)のコレクターとしての一面は、2018年、ヴァン クリーフ&アーペルが支援する「レコール ジュエリーと宝飾芸術の学校」で展示されたことで初めて知られるようになった。パリに続く本エキシビションでは、ガストゥのコレクションの中でも象徴的な、約270点を紹介。ジュエリーは女性のものという従来の価値観を新たにする画期的な展覧会になりそう。

*展示期間、内容などは諸事情により変更する場合があります。詳細は各展公式サイトをご参照ください。

GINZA2022年2月号掲載

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