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『スパイダーマン』グリーン・ゴブリン役、“ソシオパス”と思われがちなことに見事な反応

  • 2022.1.31
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ウィレム・デフォーが、人々が彼に対して抱くイメージについてジョークを交えて反応。拍手があがった。(フロントロウ編集部)

演技派俳優ウィレム・デフォー

映画『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』や『ライトハウス』など、数多くの作品に出演し、最近ではMCU映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で14年ぶりにグリーン・ゴブリンを演じたウィレム・デフォーが、米コメディ番組『Saturday Night Live』に出演した。

ニューヨークを拠点とする劇団でキャリアをスタートさせた彼は、『Saturday Night Live』の撮影スタジオがあるニューヨークに「ふたたび戻ってくるのは嬉しい」と話し始め、舞台俳優としての経験が自分に演技を教えてくれたと振り返る。

ウィレムといえば、映画『プラトーン』から『永遠の門 ゴッホの見た未来』、さらに『ファインディング・ニモ』といった作品にまで参加してきており、その演技の幅はかなり広い。とはいえ、その表情の豊かさを利用して演じた悪役キャラクターの人気は高く、彼自身にもそのイメージはついている。

画像: 演技派俳優ウィレム・デフォー

そこで彼は番組内で、映画『スピード2』より、目を見開いて笑みを浮かべる自身の写真を1枚持ち出し、「例えば、ここでは、私が誰かをビルから放り投げるところだと思われるのですが、実際には、私は本当に良い本を読んでいただけです」とジョークを展開。

会場から大きな笑いが沸き起こるなか、「表現豊かな顔をしているのは仕方のないことですね」と続けたうえで、だからこそ、あるキャラクターは多くの人に提案されてきたと明かした。

「だから、人々にこんなことを言われるのかもしれません。『あなたにぴったりの役がある。ジョーカーだよ』と」

DCコミックスの人気キャラクターであり、ピエロのメイクをしたバットマンの宿敵であるジョーカーが似合うと、たびたび言われることについて、ウィレムはこんな感想を抱いているよう。

「ソシオパス(※)の雰囲気があると言われるのは、いつでも嬉しいものです」
※反社会的性人格障害を持つ人。サイコパスと似ているが、サイコパスは生まれつきであるのに対して、ソシオパスは育った環境など後天的な要因が原因だと言われる。

自身の持つ魅力について、ジョークにしたうえで誇りを見せたウィレムのトークは、大歓声を受けた。

ウィレム・デフォーによるジョーカー

ウィレムが似合うと言われてきているジョーカーだが、彼もジョーカーを演じるというアイディアについて語ったことがある。

ホアキン・フェニックスが主演を務めた2019年の『ジョーカー』の後には、偽物のジョーカーを演じることについてアイディアを明かしていた。

「興味深いことがあると思っているんです。もしジョーカーの偽物がいたら、と。ジョーカーと戦うわけではなく、ジョーカーを名乗る人物がジョーカーでないということは可能でしょう。そしてそれは、興味深い物語の可能性を広げるのではないでしょうか。とくに、ホアキン・フェニックスのジョーカーの後ではね。誰かが彼のしたことを真似たり、独自解釈したりする。私はそれについて空想していましたよ」

いつかは制作されるであろうジョーカーの次回作。ウィレムの起用を望む声は大きい。

(フロントロウ編集部)

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