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授乳が足りない? 授乳不足の見分け方のポイントは?

  • 2022.1.28
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赤ちゃんが授乳後すぐにおっぱいを欲しがったり泣き止まなかったりすると、授乳が足りないのかしらと心配になるママは多いようです。今回は、授乳不足の見分け方のポイントをご紹介します。

授乳が足りない? ママが不安になるのはこんなとき

本当は授乳が足りていても、足りないのかもと不安になることがありますよね。それは、以下のような時ではないでしょうか。

・授乳してもすぐにおっぱいを欲しがる

・授乳しても泣いてばかりいる

・授乳をしても寝ない

・おっぱいを離そうとしない

・赤ちゃんが指やこぶしを吸うようになった

・赤ちゃんの便の回数が減った

・おっぱいが張らなくなってきた

ですが、赤ちゃんやおっぱいにこのような様子が見られるのに、授乳不足が原因でないものもあります。そこで、授乳不足の見分け方のポイントをご紹介します。

授乳不足が原因のとき

体重が減っている

赤ちゃんの体重が減る、もしくは増えない場合は授乳が足りていない可能性があります。授乳が足りないと感じたら、下記の目安を参考に赤ちゃんの体重の増え方を確認してみましょう。

【赤ちゃんの体重増加量の目安】

生後0〜3ヶ月目・・・1日約25~30g

生後3~6ヶ月目・・・1日約15~20g

生後6〜12ヶ月目・・・1日約10~15g

運動量やおしっこの回数が多い場合は授乳が足りていることもありますが、体重の増え方が目安より極端に少ない、体重の減りが大きいなどの場合は、授乳不足が考えられます。

おしっこやうんちの回数が減っている

おしっこが1日6回未満の場合は、授乳が足りていない可能性があります。うんちの回数は月齢が大きくなるにつれ減っていきますが、生後6週間頃までは1日3回以上うんちが出ているかを確認しましょう。3日以上うんちが出ない便秘も授乳不足で起こることがあります。

脱水症状、体調不良が見られる

赤ちゃんの口が乾燥している尿の色が濃いときなどは授乳が足りず脱水症状を起こしているかもしれません。また、授乳時間になっても授乳したがらずに無気力眠り続ける場合なども、授乳が足りないことから脱水症状や体調不良になっている可能性があります。

授乳不足のサインが見られるときは、授乳が足りないだけでなく何かの病気が原因の場合もあります。早めに医療機関を受診しましょう。

一方、授乳不足以外が原因のとき

おっぱいの張りが少ない

産後2〜3日から多くのママがおっぱいの張りを感じますが、赤ちゃんへの授乳量が安定してくるとおっぱいの張りは和らいでいきます。赤ちゃんが決まった量のおっぱいを飲むと、またそれと同じ量のおっぱいが作られるようになります。だから、おっぱいの張りが前より小さくなったからといって授乳が足りないわけではありません。

赤ちゃんが泣いてばかりで寝ない

赤ちゃんにはわけもなく激しく泣いたり、ぐずったりして寝ない時期があります。このぐずり期は急激な成長のために起こるもので、赤ちゃんの出産予定日からカウントした5、8、12、19、26、37、46、55、64、75週目に起こりやすいと言われています。この時期に赤ちゃんが泣いてばかりで寝ないのは、成長している証拠です。授乳が足りずに泣いたり寝たりしないわけではありません。

このような赤ちゃんやおっぱいの様子は、授乳が足りないことばかりが原因ではありません。赤ちゃんを抱っこをしたり、あやしたりすることで機嫌が良くなり収まることもあります。

このように、おなかが空いていなくても赤ちゃんがおっぱいを欲しがるため、母乳不足ではないのに母乳不足と思うことを「母乳不足感」と言います。母乳不足感を感じる理由はさまざまですが、足りないのではないかと思うことは授乳不足と異なるということを知っておきましょう。

赤ちゃんの体調を記録することが、授乳不足を見分ける上で大切

授乳不足かも知れないという理由で人工ミルクを足すと、ミルクは腹持ちが良いため授乳回数が減ってしまうことがあります。

授乳不足を見分けるためには、毎日赤ちゃんの体重やおしっこ、排便回数、体調などを記録することが大切です。ミルクを足す場合は授乳が本当に足りていないのかを確認してから足し、赤ちゃんの体調と成長が良いのであれば安心してこれまで通りの授乳を続けていきましょう。

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