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好感度は7秒で決まる。人間関係がうまくいくヒントは「接客術」

  • 2022.1.24
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年齢を重ねるごとに、人間関係はやっかいになりがち。親や子ども、パートナー、友人といった身近な人との関係は、こじれても切るに切れず、悩んでいる人も多いのではないだろうか。『7秒で好かれる人になるコツと、小さな習慣』(主婦の友社)は、そんな「半径3メートルの人間関係」に、「接客術」を役立てようと提案している。

本書を執筆した藤村純子さんは、12年以上にわたって、企業のコンサルティングや個人のビジネスマナー講師認定を行っている、一般社団法人日本接客リーダー育成協会代表理事およびビジネスマナー研究所株式会社代表取締役だ。藤村さんは、初対面の接客で好感度を上げ、繰り返し訪れる客をつくる「リピーターづくりの専門家」。リピーターをつくるための行動術が、日常の人間関係の改善にも役立つのだという。

ケンカの翌朝、7秒で仲直り?

藤村さんいわく、接客において、初対面の客に好印象を持ってもらうために必要な時間は7秒。自分からあいさつして、相手からあいさつが返ってくるくらいの時間だ。これは、人の感じる印象は視覚と聴覚がほとんどで、言語情報の影響は7%しかないという「メラビアンの法則」の応用。前日に家族とケンカしても、翌朝の7秒で、相手に体を向けて目を見てにっこりと「おはよう!」と言うだけで、ぎくしゃくをリセットできてしまうのだ。このほかにも、「7秒ワザ」を多く紹介。

「一緒にいて居心地のいい人」になるには

好かれる人とは、「一緒にいて居心地のいい人」。「また会いたい」と思われて、友人や仕事相手、パートナーとして選ばれ続ければ、人生に大きなメリットをもたらすだろう。そんな、居心地のよさを与える人になるための指南もたっぷりと。

大人のSNSマナーを考えよう

直接のコミュニケーションだけでなく、LINEやSNSも人間関係の大きな課題の一つ。大人のライフスタイルから見れば、「即レス」は必ずしも正解ではない。SNSでの振る舞い方を、大人の視点から提案している。

自己肯定感を高める習慣とは

自己肯定感を高めて、自信をもつことで、魅力ある人になれる。自己肯定感を高めるためのポイントは3つ。1、いくつになっても色気(好奇心)をもつ。2、大人であることを楽しむ選択をする。3、ゆとりをつくり出し、丁寧に暮らす。毎日の小さな習慣が、好かれる人になるベースに。

人間関係が円滑になると、プライベートでも仕事でもメリットがたくさん。ぜひ、藤村さんのアドバイスを実践してみて。

■藤村純子(ふじむら・じゅんこ)さんプロフィール
接客戦略コンサルタント。在学中よりチャイナエアラインの客室乗務員となり、その後、全日空運輸(ANA)の国際線・国内線の客室乗務員として勤務。退社後、医療接遇講師やANAグループの接遇講師を経て、現在は、一般社団法人日本接客リーダー育成協会®(JSL)代表理事およびビジネスマナー研究所株式会社代表取締役。「接客は戦略の一つ」とし、多くの「接客リーダー」を育てるほか、クライアントのリピート顧客づくりをサポート。リピーター創りを伝える認定講師の育成にも力を入れている。著書に『「期待以上」と思われるプロの接客作法』(明日香出版社)など。

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