1. トップ
  2. 恋愛
  3. 【Z世代の恋のお悩み】恋愛における”自己肯定感”について考えてみた

【Z世代の恋のお悩み】恋愛における”自己肯定感”について考えてみた

  • 2022.1.22
  • 1776 views

恋愛の仕方を忘れてしまった。あまり恋愛でいい思い出がない。恋愛としばらく疎遠の状態、というのは私自身も周りからよく聞く話。学生時代はもっと素直に人を好きになることを楽しめていたはず。だけど、いつの間に私たちはこんなに慎重になってしまったんだろう。今回は、恋愛について自己肯定感とは? を私なりに考えてみたいと思います。

Women's Health

”こうであるべき”という男の条件が邪魔をして素直に恋ができない

誰かを好きになることってとても素敵なことだけど、苦戦することも多いはず。幼少期は足が速いからとか、優しいから、という単純な理由で相手に好意を抱いていた記憶があります。しかし、大人になると相手の経済状況や価値観、相手に対して尊敬できる気持ちがあるかどうかなど、様々な条件が私たちの中に生まれ、それはいつしかチェックリストのようになっていることも。私たちは、ただ純粋に「好き」という気持ちだけで相手を選ぶことが難しくなっているのではないでしょうか。人生経験を積めば積むほど、相手を選ぶ条件は厳しくなり、私たちのチェックリストの項目は徐々に増える一方。このように相手を選ぶ上での基準がどんどん高くなると、いい相手を見極めるのに時間がかかってしまうのも仕方がありません。でも、なぜこのような変化が私たちの中に起きているのでしょう。様々なことに対して無知であった幼少期。何もかもが新鮮であったからこそ、物事の「正解」というものが私たちの中に存在していなかったように感じます。けれども、大人になると様々な出会いやメディアからの情報を受け取るようになり、「こうでなければいけない」という世の中の「正解」が自分自身の中に生まれるように。だからこそ、「相手は◯◯◯でなければいけない」、「人を好きになる時はこうでなければいけない」という、恋愛での「正解」にも私たちは囚われてしまうのではないでしょうか。一見素敵な人を見つけたとしても、チェックリストに当てはまらない点が見つかった途端、欠点ばかりに目を向けてしまう。気づけば欠点ばかりに注目し、相手の良いところが見えなくなってしまう。こんなこともあるのではないでしょうか。確かに自分の中に理想を持つことは決して悪いことではありません。でも、理想ばかり追いかけてしまっては理想と現実のギャップに苦しんでしまいます。そして何と言っても「正解」とは世の中が作り出したもの。多種多様な人がいる中で、全員が同じ「正解」に当てはまるなんて難しいことです。世の中の「正解」ばかりに目を向けるのではなく、自分の素直な気持ちに気づくことが重要なのではないでしょうか。

完璧と思える相手を選ぶことで、自己肯定感が満たされていない?

Women's Health

でも、なぜ「正解」を追いかけようとしてしまうのでしょう。これには恋愛に限らず、他のことにも関わってくる大きな理由があるのではないでしょうか。例えば仕事において、自分が求める目標通りの成果が出ないと自分のことが許せない。また、どうしても自分自身の中で、完璧でないと価値を見出せないと考えており、失敗や過ちというものが恐れの対象になる。もしかしたら、これって自己肯定感の低さにより、起こり得る気持ちなのかもしれません。けれども、この完璧主義は、実は自分だけでなく相手にも求めている可能性もあるのでは? 自分が認められるためには、完璧な相手といなければいけない。つまり、相手にも完璧を求めており、完璧な相手でないと一緒にいる意味を見出すことができない、と心のどこかで思っているのかも、と感じました。だけど、冒頭にも話したように恋愛には「正解」なんてないし、一番大事なのは周囲ではなく自分です。以前別の記事にも記述したように、まずは自分の思いや意思を大事にすること。そして、自分はありのままの状態で価値があるのだと気づいてあげること。このことが何よりも大切なのではないでしょうか。自分のことが少しずつ認めてあげられるようになれば、相手に対しても同じ気持ちを抱くことができるようになるのではないでしょうか。

完璧ではないからこそ、惹かれるものがある

Women's Health

恋愛の仕方を忘れてしまった、という相談をよく受けるようになり、なぜだろうと思い書き始めた今回のコラム。今まで友人たちの話を聞くときにはここまで深く理由を探ろうとは思わなかったけれど、私自身も沢山の気づきを得たトピックとなりました。大人になるにつれ、幼少期にはなかった「正解」、つまり固定概念に捉われやすくなります。けれども、世の中には完璧な人などはいないし、完璧でないからこそ魅力的だと感じます。ありのままの姿を認め、素直な気持ちで相手とも向き合っていくことで、今よりも恋愛に対して前向きになることができるのではないでしょうか。

元記事で読む
の記事をもっとみる