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生理痛でグッタリ! 女性を悩ませる「月経困難症」の症状と種類2つ

  • 2015.8.19
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【ママからのご相談】

2人の男の子を子育て中のワーキングマザーです。毎月、生理がくる度に腹痛や腰痛、頭痛がして仕事はもちろん家事や育児さえするのがツラいです。職場に相談しようにも、「生理痛がツラいので休みをください」なんて言えませんし……どうしたら現状を打開できるでしょうか。

●A. 痛くて当たり前……ではない! “月経困難症”を知りましょう。

こんにちは、どっふぃーです。ご相談ありがとうございます。

毎月の生理痛、憂鬱ですよね。筆者も生理痛が重く、家でぐったりしてしまうこともしばしば。お仕事をなさっている方であれば尚更、休みたくても休めないことでしょう。痛みの原因を知り、その痛みを和らげる方法を探してみませんか?

●『月経困難症』って、どんな病気?

月経期間中に月経を伴って起こるさまざまな病的な状態のことを月経困難症といい、その主な症状として挙げられるのが下腹部痛と腰痛です。その症状には、さらに、

・お腹が張る感じ

・吐き気

・食欲不振

・頭痛

・疲労感

・脱力感

など妊娠初期にみられるような不快な症状も含まれます。

●月経困難症の種類2つ

月経困難症は、そのさまざまな不快な症状の原因となる病気の有無によって、大きく2種類に分けることができます。発症のメカニズムや処方されるお薬が変わってくるので、まずは自分がどういった状態かをチェックしてみましょう。

●初経後1~2年から始まる『機能性月経困難症』

初経後1~2年から始まることが多く、月経困難症に悩む女性の4割程度を占めると言われているのがこの分類。原因疾患がないことから“原発性月経困難症”とも呼ばれています。

発症の原因として挙げられるのが、運動不足や冷えによって血流が悪くなったこと、ストレスによるものなど、生活習慣や心的要因です。

身体的な問題としては子宮口が狭いということが挙げられます。若い女性や経膣分娩の経験のない女性は子宮と膣をつなぐ部分が硬いために月経血をうまく送り出せずに痛みが発生します。

さらに、月経血を出すために子宮を収縮させるホルモンの過剰分泌によって、子宮の過剰な収縮が起こって結果下腹部に痛みが生じるのです。

●病気が原因となる『器質性月経困難症』

初経後5年以上経過してから発症するといわれる月経困難症で、原因疾患によって引き起こされることから“続発性月経困難症”とも呼ばれます。原因疾患として最も多いのが“子宮内膜症”と呼ばれる病気で、子宮内膜症患者の8割にこの月経困難症が認められるといわれています。

もうひとつ、原因疾患として挙げられるのが“子宮筋腫”です。子宮の壁を作る筋肉の一部が以上に増殖してしまい、こぶになってしまう病気です。月経の際に大きなレバーのような血のかたまりが出るようになったときは、一度婦人科を受診するようにした方が良いでしょう。

●お薬で症状は改善できます!

症状にお悩みの人は、ぜひ一度婦人科を受診してみてください。痛みを抑えるお薬か、痛みを引き起こしている元の病気を治療するお薬を処方してもらうことができます。元気に毎日を過ごすために、月経時の痛みと上手に付き合っていきましょうね!

【参考リンク】

・月経困難症 | 岡山中央病院

●ライター/どっふぃー(船舶料理士)

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