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京都・祇園であんこスイーツ専門店を発見。新たな魅力にうっとり

  • 2015.8.19
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「京都祇園あのん」は、和菓子にはなくてはならないあんこに新しい感性を吹き込んで話題になっているお店です。京情緒たっぷりの祇園へ、あんこの魅力を味わいに出かけませんか。

洗練された和モダンの内装につつまれて

京阪祇園四条駅から徒歩数分。四条通から切り通しと呼ばれる通りを北へ向かった先に「京都祇園あのん」があります。2015年6月にオープンした、あんこを専門とする和のカフェです。古い町家を改装したお店はしっとりと街に溶けこみ、通りに面した大きなガラス窓が印象的です。

ドアを開けた先は吹き抜けがあって開放的。左手にはお持ち帰り用の商品が並び、右手の奥には手入れの行き届いた坪庭が眺められる席があります。2階にはテーブル席とひとりで過ごせるカウンター席が用意され、ゆったり落ち着いた空間で、ちょっとした隠れ家的な雰囲気がただよっています。

こちらのお店では和紙作家・堀木エリ子さんが手がけた作品にも注目が集まります。1階でやわらかな光を放つ和紙光壁と、吹き抜けに吊るされたペンダント照明で、和モダンな店内を素敵に彩ります。ペンダント照明は日が暮れるにつれ黄・赤・緑と3つの色合いが違ってくるようにつくられていて、3種類のおはぎの色をイメージしているそう。

和と洋が融合して新しい趣のお菓子になりました

お店のコンセプトは“あんこで作る物語”。メニューには和洋の枠を超えた新感覚のあんこの世界が展開され、どれにしようかとときめきます。

たとえば「あんぽーね」(単品648円、ドリンクセット1296円)。じっくり炊き上げたつぶあんと、マスカルポーネチーズを使った自家製クリームを最中にサンドしていただきます。スタッフおすすめの食べ方で、クリームを少しだけ多くサンドしてみました。サクッと歯切れのよい香ばしい最中、ほのかな塩気で甘さ控えめのあんこ、そしてなめらかでコクがあり、ふわっとした酸味のクリームとがやさしく調和しています。食べればほっこり落ち着くおいしさです。

お菓子とともにいただく飲みものは、コーヒーが京都・長岡京市を拠点とするスペシャルティコーヒー専門店・Unir(ウニール)、抹茶や煎茶そしてほうじ茶が宇治丸久小山園のもの。いずれもお菓子に寄り添うようなやさしい味わいで、それもそのはず、相性を考え選び抜かれているからなのです。

ザクッとした少し硬めのシューが香ばしい「あんしゅー」(単品648円、ドリンクセット1296円)。生クリームにこしあんを混ぜ、つぶあんがその上にのっています。豊かな風味のあんこが生クリームと出合うことでコクが生まれ、軽い食感となめらかな口どけが楽しいです。

あんこだけでも十分においしいですが、チーズや生クリームと組み合わせることでさらに存在感のある味に変化するから不思議ですね。

遊び心いっぱいのあんこのお菓子を手みやげに

カフェでいただくメニューには持ち帰り用として販売されているものもあります。「あんぽーね」(5個用1620円、10個用2970円)はあんこやチーズが瓶詰されていて、常温で30日間日持ちするのでおみやげにもいいですね。

あんこをはさんだ「あんまかろん」(5個入1458円)は、こしあん・抹茶・レモン・塩キャラメル・季節限定の味(売り場で要確認)の5種類のセット。パステルの彩りもかわいく、さっくりした生地にさらりとした甘さのあんが挟まれて、ついついもうひとつと手が伸びてしまいます。

花街情緒たっぷりの祇園のさんぽを楽しんだら、心地よく過ごせる「京都祇園あのん」であんこの紡ぐ物語を味わってみませんか。

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