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心地よい歯ごたえと甘辛味付けがご飯を呼ぶ"牛肉の八幡巻き"

  • 2022.1.19
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八幡巻きとはごぼうを主に魚や肉で巻き、甘辛い味に仕上げた料理です。シャキシャキと歯ごたえよく、食べきりサイズなのも魅力です。しみじみおいしくて、食べてほっとする「定番」の料理を料理研究家の大庭英子さんに教わりました。

心地よい歯ごたえと甘辛味付けがご飯を呼ぶ"牛肉の八幡巻き"

■“牛肉の八幡巻き”のつくり方

かつてはどじょうやうなぎを使いましたが、牛肉やあなごで巻いた八幡巻きがメジャーになっています。主役のごぼうに「細く長く幸せが続きますように」と願いをかけ、おせち料理の一つとしてもつくられます。
細く切ったごぼうを下ゆでせずに巻いた、カジュアルな八幡巻きをご紹介しましょう。


◇材料 (2~3人分)

牛肉:小10枚(150g)(赤身、薄切り)
ごぼう:50g
にんじん:5cm
さやいんげん:10本
下ゆで用の塩:少々
片栗粉:少々
サラダ油:大さじ1
酒:大さじ2
みりん:大さじ2
砂糖:大さじ1/2
醤油:大さじ2


(1)下ごしらえ
ごぼうは皮をこそげ、厚さ2~3mmの長めの斜め切りにしてからせん切りにし、水でさっと洗って水気を拭く。にんじんは皮をむき、厚さ3mmの薄切りにしてからせん切りにする。いんげんは塩を入れた熱湯で30秒ほどゆでてザルにあげ、粗熱を取って長さを半分に切り、縦半分に切る。

下ごしらえ
下ごしらえ

(2)巻く
牛肉をまな板に縦長に並べる。牛肉の手前に各1/10量のごぼう、にんじん、いんげんをのせて手前から巻き込み、残りも同様に巻き込む。

巻く
巻く

(3)蒸し焼き
牛肉に片栗粉を薄くまぶし、サラダ油を熱したフライパンに巻き終わりを下にして入れる。中火で1~2分焼き、裏に返して同様に全体を焼きつけ、蓋をして弱火で4~5分蒸し焼きにする。

蒸し焼き
蒸し焼き

(4)仕上げ
酒をふり、みりん、砂糖、醤油を加えてフライパンを揺すりながら、調味料をからめる。

仕上げ
仕上げ

――教える人

「大庭英子 料理研究家」

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。


文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

この記事は四季dancyu「冬のキッチン」に掲載したものです。

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