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苦手分野をチェック! 小学生の成績をUPさせる「実力テスト」の活用法

  • 2015.8.17
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【ママからのご相談】

小学5年生の娘がいます。先日学校から実力テストの結果が返却されましたが、それがいいのか悪いのかもよくわからず、どう声をかけたらいいのかもわかりませんでした。実力テストはどこを見て、どのように生かせばよいのでしょうか。

●A. まずはできている教科を見て、褒めてあげましょう。

こんにちは。塾講師兼教育ライターの福嶺美優と申します。ご相談いただき誠にありがとうございます。

塾講師をしておりますと、「偏差値の見方が分からない」「結果を見てもその後どうすればいいのか分からない」とお困りのお母様は少なくありません。

実力テストは、これまでの学習の成果であり、今後の学習に活かすことのできる大切なツールです。今回はその活用法をご紹介します。

●まずは偏差値の見方を知ろう

偏差値とは、平均からどの程度離れているかを示す値です。簡単に言うと、全体の真ん中よりどのぐらい上か下かを数字に表したもので、“平均点=偏差値50”となります。

つまり、偏差値が50よりも上であればあるほど、上位に位置しているということです。ちなみに偏差値60以上の割合は全体の31.7%ですが、平均点付近に分布が固まっていると、100点でも偏差値が50台ということも。そのため、偏差値に一喜一憂する必要はありません。

平均点とどの程度差があるのかに注目したほうがよいでしょう。

●できたことから褒めましょう

どの分野ができたのか、グラフになっていることが多いです。内容を細かく見て、各教科のできている部分を褒めましょう。実力テストでできたということは、一時的な記憶ではなく、知識が定着したということ。

「漢字をよく覚えたね」など、具体的に褒めてあげると良いですよ。テスト返却時は子どものモチベーションを上げる絶好の機会です。

●苦手分野の復習をさせる

模試の結果では、分野によって出来不出来のばらつきがあることが多いです。間違いの多かった分野をピックアップして、市販の問題集でもう一度解かせることをおすすめします。

苦手分野をその都度克服することにより、反復練習で記憶に定着を図ることができ、次回の実力テストの点数向上につながります。

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今までの学習で定着している部分、抜けている部分が分かるのが実力テストです。実力テストをうまく活用することで、これまでの苦手を克服し、今後の学習の理解を深めることができます。

子ども自身のモチベーションを上げることにもつながりますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

【参考リンク】

・偏差値って何? | 進学研究会

●ライター/福嶺美優(現役塾講師)

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