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今季も個性派揃い! 憧れグランメゾンの“新作ショコラ”6選

  • 2022.1.12
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今季も各ブランドから、注目のコレクションが続々登場! 気品とクリエイティビティが生み出すショコラの物語と、キラキラした夢の世界に連れていく味わいをご堪能あれ。

どこまでも溢れる、パリらしさをショコラに。

LA MAISON DU CHOCOLAT(ラ・メゾン・デュ・ショコラ)

伝統的なものや斬新なもの、一風変わったものなど、文化もアートも多様性溢れるパリの街。今季、ニコラ・クロワゾー氏は、世界を魅了する“パリらしさ”をショコラに描き出す。長年パリを熱狂させ続けるアイコニックなダークガナッシュのひと粒に加え、尽きることないインスピレーションから湧き出た、プラリネ、フルーツ、スパイシーをテーマにした新作をボックスに。とりわけデリケートなバランスを追った「マング&グァバ」は、齧るとフルーティな香りがみなぎるよう。ライムとミルクチョコの爽やかなまろみを背景に、マンゴーとグアバが耽美に調和。エキゾティックな黄色い果実の甘酸っぱさと熟香をアピールしながら、余韻はあくまでミルキーで穏やかで。上品でいて思わせぶり、惹かれずにいられない、パリの街そのものみたいなショコラだ。

フォルマン パリ 4個入り¥2,268

代表作のダークガナッシュ「アコソンボ」、「プラリネ ピスタッシュ」「マング&グァバ」、生姜とレモン、ナッツを大胆に合わせた「シトロン&ジャンジョンブル」をアソート。1月中旬発売予定(数量限定)。丸の内店/東京都千代田区丸の内3‐4‐1 新国際ビル1F TEL:03・3201・6006 11:00~20:00 無休

食材の旨味に満ちた、ハート震わすプラリネ。

LE CHOCOLAT ALAIN DUCASSE(ル・ショコラ・アラン・デュカス)

「素材を選び抜き、その味と香りを十分に表現する」。アラン・デュカス氏の料理哲学はショコラでも揺るがない。チョコレートは厳選したカカオ豆からパリの工房で作り上げるビーン・トゥ・バー。それが東京工房でさまざまなボンボン・ショコラに姿を変える。とりわけファンが多いのがプラリネ。ナッツは深めにキャラメリゼし、少し粗くペーストにしていて、ふわりと舌を包み込むスムーズさとカリカリのコントラストが絶妙。さらにハートの新作ではバニラも余さず生かされる。イタリア産ヘーゼルナッツとバニラを種だけでなくさやも一緒にキャラメリゼし、さやごとプラリネに。口にするとナッツとキャラメル、ショコラの香ばしさにバニラが甘美なノートをふりまく。ジオメトリックなハートには、素材の香りとショコラへの情熱が詰まっていた。食材の旨味に満ちた、ハート震わすプラリネ。

ペピクール 12個入り¥5,400

ノワゼットバニーユのプラリネ入りショコラ。マダガスカル産カカオ45%のオ・レとオリジナルブレンド75%のノワールの2種。ほどよい塩気もクセに。1/14~2/14(数量限定、なくなり次第終了)。東京工房/東京都中央区日本橋本町1‐1‐1 TEL:03・3516・3511 11:00~20:00 年末年始休

愛と情熱を奏で、歌う、喜び溢れるコレクション。

JEAN‐PAUL HEVIN(ジャン=ポール・エヴァン)

ハートの音符も艶やかな唇も、楽しげなショコラたちは今にも歌いだしそう! 人々に元気を届けるべく、ジャン=ポール・エヴァン氏は“明日への希望を歌おう”をテーマに、愛と音楽へのオマージュをコレクションデザインに映し出した。その味わいもまるで愛のように情熱的。カリブ海のミックススパイス「コロンボ」やラオスのペッパーなど、世界各地のスパイスがちりばめられたショコラもちらほら。優しいグリーンの唇に潜むのは中国の青花椒。柑橘にも似た香りとわずかな辛みが、アーモンドプラリネのコクと香ばしさを際立たせるよう。エヴァン氏のおすすめは、ショコラと一緒に曲を添えてプレゼントすること。ショコラと音楽を繋げると、喜びの記憶は一層鮮やかに記憶に刻まれ、音楽が甘い思い出をいつだって呼び起こしてくれるのだ。

ボンボン ショコラ ミュージック 18個入り¥7,971

レコードジャケットみたいなクラシカルな限定スリーブ付き。音楽をモチーフにしたボンボンショコラ、新作全部を制覇するならこれ。1/15~2/28。東京ミッドタウン店/東京都港区赤坂9‐7‐4 東京ミッドタウン ガレリアB1 TEL:03・5413・3676 11:00~21:00 休みは施設に準ずる

パリジェンヌ気分で、奔放にショコラを謳歌。

PIERRE HERME PARIS(ピエール・エルメ・パリ)

パリといえば? エッフェル塔に石畳? ……そう、ショコラです! 今作のピエール・エルメ氏のアイテムはユーモアと創造性が満載。ポップな箱も茶目っ気たっぷり。ショコラに夢中なパリジェンヌがお行儀もなんのその、あれもこれもと欲張ってお菓子を買い込んだり、寝そべって食べたり、自由奔放に楽しむ姿が描かれる。その中には彼女たちのお宝、光り輝くショコラ。マンダリン風味のマジパンがパティスリーらしいひと粒は、ふわっとお菓子みたいにほどけて柑橘の余韻が心地よく続く。ドキッとしたのは「フルールドカシス」。“カシスペッパー”なるカシスの蕾で作る調味料が効いて、甘酸っぱさの中に広がるボタニカルでいて妖艶な深みが、なんだか妙に色っぽい。くるくると表情を変えるショコラを、パリジェンヌに倣って気ままに楽しんで。

アソリュティマン ド ショコラ 14個入り¥5,670

お茶目なパリジェンヌはフランスの人気イラストレーター、ソレダッド・ブラヴィ氏の作。「アンフィニマン クレマンティーヌ」「フルール ド カシス」の新作2種も入る。1/12~2/14。青山店/東京都渋谷区神宮前5‐51‐8 ラ・ポルト青山1~2F TEL:03・5485・7766 12:00~19:00(当面の間) 不定休

花の香りに癒される、ボタニカルなひと粒。

FREDERIC CASSEL(フレデリック・カッセル)

押し花が咲く可憐なショコラは、「世界が塞ぎがちな今、草花とカカオのパワーに癒されてほしい」という、フレデリック・カッセル氏の願いの結晶。コクリコ(ヒナゲシ)やジャスミン、ラベンダー……さまざまな花のアロマをショコラに潜ませている。花の香りを美味しく表現するのは時に難しい。けれどカッセル氏は大胆に香らせつつ、絶妙な味の組み合わせで、花のわずかなえぐみもエレガントな旨味へと昇華させていく。すみれのひと粒はまさにそう。カシスを合わせることですみれの優雅な香りを際立たせながら、フルーティで食べやすく仕立てている。また、エルダーフラワーのショコラは清楚な香りとほのかな苦味を、チェリーがみずみずしい印象へと彩っていくよう。齧るたびに爽やかなフローラル香に包まれて、花畑を駆け抜けている気分!

ジャルダン・ボタニク 6個入り¥3,240

「コクリコ」「カシス・ヴィオレ」など花をモチーフにした6種の新作。花はもちろん無農薬、トッピングのパウダーも花や野菜由来と、材料はナチュラルなものだけ。1/14~(なくなり次第終了)。東京都中央区銀座4‐6‐16 銀座三越本館B2 TEL:03・3562・1111(大代表) 10:00~20:00 休みは施設に準ずる

古代ローマの饗宴へ誘う、チョコレートの宝石。

BVLGARI IL CIOCCOLATO(ブルガリ イル・チョコラート)

ブルガリ誕生の地・ローマにブルガリホテルが誕生する今年、チョコレートもローマに回帰する。ヒントにしたのは、貴族の宴を賑わせた古代ローマの5食材。しかもアペリティフに使われたぶどうジュース“モスト”に始まり、贅沢な肉料理に香りを纏わせたサフラン、デザートに当時最も愛されたデーツという具合に、ローマ帝国の前菜からデザートまでのコースをチョコレートに表現。2000年以上前の饗宴に誘う。スープなどに入れていた小麦の原種、スペルト小麦は軽い食感のパフに。サクサク噛むほどに小麦の香ばしさと旨味がはじけて、懐かしい豊穣の余韻を残す。サフランは生アーモンドを合わせてホワイトチョコのジャンドゥーヤに。生アーモンドの仄かな杏仁香が、サフランの気高さを優しく彩る。時空を超えたローマの美食を召し上がれ!

ブルガリ サン・ヴァレンティーノ2022 10個入り¥11,800

「モスト」「オリーブオイル&塩」「スペルト小麦」「サフラン・ジャンドゥーヤ」「デーツ」の5種が2粒ずつ入る。モザイク柄のスリーブも優美。1/13~(数量限定)。東京都中央区銀座2‐7‐12 ブルガリ銀座タワー10F TEL:03・6362・0510 12:00~20:00(日・祝日~18:00) 不定休

※『anan』2022年1月19日号より。写真・北岡稔章(えるマネージメント) スタイリスト・岡本真由美 文・chico

(by anan編集部)

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