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細田 守がこっそり集めているもの「映画祭の記憶を呼び覚ます、子ども用Tシャツ」

  • 2022.1.6
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映画祭の記憶を呼び覚ます
子ども用Tシャツ

細田 守
アニメーション映画監督

「自分のために何かを集める趣味はないんです。でも海外の映画祭に呼ばれるようになって出かけた時に、何か子ども(8歳と5歳)にお土産を買わなきゃ、となる。しかしワインや生ハムってわけにいかないし(笑)。すると映画祭の公式グッズとか近くの美術館のショップに可愛い子ども用のTシャツを見つけてね。それで毎回買って帰るようになったら、いつの間にか結構な数が集まりました」

海外で見つけるTシャツには、映画祭の性格や地域性が表れるという。

「日本では子ども向けには使わないような斬新な色やデザインだったりして、それがかっこいい。映画祭によってはその年のテーマをデザインに反映しているので、子どもが着られなくなった後もTシャツを見て当時を思い出せるのもうれしいことです。今年公開する新作もそうですが、僕は20年前からインターネットを肯定的に描写した映画を作っています。批判や警告だけじゃなくて若い子たちがどんなふうに可能性を広げているかに興味があるから。将来に希望を持たせたい。映画祭のTシャツを着る我が子を眺めながら、彼らの未来に映画で描く世界が受け継がれていってほしいなと思います」

1 仏・グルノーブルの映画祭で購入。子ども用らしからぬ斬新なデザイン。2 サン・セバスチャン国際映画祭に行った時、色に惹かれて入手。3 映画の祖である兄弟の名を冠した、リュミエール博物館のオリジナルTシャツ。ボーダー柄がいかにもフランスらしい。4 カンヌ国際映画祭のTシャツ。ロゴだけでもおしゃれ。5 ロンドン映画祭の時に寄ったテート美術館で見つけたもの。6 釜山国際映画祭公式Tシャツ。7 ビルバオのグッゲンハイム美術館で。8 「4」と一緒に買ったもの。9 「3」の色違い。10 ロサンゼルスの「アニメーション・イズ・フィルム・フェスティバル」の公式Tシャツ。11 テート美術館で見つけた1枚。

GINZA2021年8月号掲載

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