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有名ホテルのフルコース料理に登場した商品も!食品ロス問題の解決に挑む企業3選

  • 2022.1.4
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2019年に施行された食品ロス削減推進法で、10月30日は「食品ロス削減の日」。誰にとっても大切な「食」にまつわる問題。解決への糸口を探ります。今回は食品ロス問題の解決に挑む企業をご紹介します。

1.ファッション業界から食品ロス問題の解決に挑む。〈FOOD TEXTILE〉

天然染料でありながら、色落ちしにくく、長く使用できるところもです。

カット野菜の切れ端やコーヒーの出し殻など、本来廃棄されるはずの食品残ざん渣さを染料として活用するプロジェクト。仕掛け人の豊島株式会社、残渣を提供する国内の食品関連企業・農園、そして染め上げた生地を商品化するファッションブランドの3つがプレイヤーとして関わっています。私が面白いなと思ったのは、1つの食品からいろいろな色が生まれること。例えば赤かぶは、本来の紫色のほか、ちょっと青みがかったグレーやブルーも出せるそう。現在、50食品以上の500色以上を展開中。〈CONVERS〉など有名ブランドとのコラボも。

豊島株式会社

1841年に創業し、繊維原料の買付け・販売、アパレル製品の企画などを行う繊維専門商社。2015年2月に新規プロジェクトとして「FOODTEXTILE」を開始。

2.皮や芯まで、全部まるごとサステナブルな食品ブランド。「ZENB」

「ZENB NOODLE」は1食で1日に摂りたい食物繊維の2分の1以上を摂取できます。8食(2袋)1,584円。

「ZENB」は、皮や芯、さやなど、従来であれば捨ててしまう部分まで、可能な限りまるごと活用したサステナブルな食品ブランド。コーンや枝豆などいろいろな味が楽しめるペースト「ZENB PASTE」や、添加物に頼らない野菜スティックバー「ZENB STICK」などの商品を展開しています。私がZENBを知ったきっかけは、ホテルニューオータニとのコラボレーションでフルコース料理を提供していたことでした。黄えんどう豆100%で作った麺「ZENB NOODLE」はほのかに豆の甘みがあり、もちもちの食感!特におすすめです。

ZENB JAPAN

ミツカングループがD2Cブランドとして2019年3月に立ち上げ。人や環境への負荷が少なく、「おいしさ」と「カラダにいい」を共に叶える食生活の実現を目指す。

3.おにぎりで世界を変える!写真投稿で給食5食分の寄付。「おにぎりアクション」

コロナ禍で状況は深刻化。世界の人口の10人に1人が飢えに苦しんでいます。(写真提供:TABLE FOR TWO)

SNSで見かけたことがきっかけで取材しました。「#OnigiriAction」を付けて、おにぎりの写真をSNSまたは特設サイトに投稿すると、1枚の写真投稿につき給食5食分相当の寄付ができるキャンペーン。2015年から始まった取り組みで、2020年までに累計100万枚の写真が投稿され、約540万食の給食が世界の子どもたちに届けられたそう。写真を投稿するだけで社会貢献できる手軽さがいいですよね。毎年10月16日の「世界食料デー」に合わせて開催されていて、今年は11月5日まで。フォトグランプリも同時に行われているので、ぜひ参加してみて!

NPO法人TABLE FOR TWO

2007年10月設立。世界規模で起きている食の不均衡を解消し、開発途上国と先進国双方の人々の健康を同時に改善することをミッションに掲げる。

(Hanako1202号掲載/photo : Hiromi Kurokawa text : Naho Sotome edit : Kahoko Nishimura)

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