【呉市音戸町】赤い音戸大橋のたもと 歴史ある建物でランチ「天仁庵」Ten Jin An

こんにちは！ 甘辛両党特派員のmocoです。

今回は、赤い音戸大橋のたもと、音戸町の旧道にひっそりと佇む「天仁庵」のご紹介です。

建物は、築約140年。

130年間 代々呉服店を営まれてきた建物をリノベーションし、カフェを始められて今春(2022年)で10年。

大切にしたいもの、これからの日々で大切にしたいこと…ひとつひとつの想いを形にされた「天仁庵」。 「身土不二」と「地産地消」にこだわったカフェのほか、雑貨・食品・服飾も取り扱われています。

「天」も「仁」も二人と書きます。 「天」は宇宙の法則に従って自然を大切にする、「仁」は思いやりの心を持って生きる、「庵」はそんな人たちが集まる場所。 『天仁庵』にはこのような意味が込められています。

歴史ある建物

第17回 呉市美しい街づくり大賞を受賞した建物です。

場所は、広島市内から車で約１時間。 広電バス「清盛塚」バス停からは、徒歩約１分です。 赤い音戸大橋のたもと、音戸町の旧道にあり、泡のようなガラスが埋め込まれた白い壁が印象的な趣のある建物が「天仁庵」です。

暖簾をくぐると、風格のある大きな引き戸の入り口が。 その前のスペースには、落ち着きのある季節の設えがされています。

Cafe Shunpu

引き戸から店内に入ると、左がお座敷、右にはテーブル席と その奥に雑貨などの販売スペースがあります。

今回は、お庭が見えるお座敷の方へ。

初めに出てきたのは、お水ではなく温かい"月桂樹のハーブティ"と気持ちの良いおしぼりでした！

Shunpuランチ。"沢山の種類が少しずつ"が嬉しい月替わりランチ！

3種類あるランチの中から、今回は"Shunpuランチ"をチョイス。 ちなみに、ランチメニューは、プレートランチとパスタランチの他、おこさまプレートやスペシャルランチ(３日前までの予約要)もありました。 詳しい内容は、HP(http://tenjinan.jp/)から見ることができますよ。

ひとつずつ、毎日手づくりされるShunpuランチ。 その季節に、その土地で取れる食材を、心を込めて丁寧に料理した11品にもなるお膳です。 季節の移り変わりと共に、身体にやさしいお料理が、ずらっと並びます。

「身土不二」と「地産地消」を大切にされている「天仁庵」。 海水から作った自然の天日塩を使用し、安芸いりこ、かつお、昆布、干し海老からとったお出汁が使われています。 倉橋島近海で捕れる新鮮な魚と、無農薬・無化学肥料で作られた四季折々の旬の地元野菜をなるべく使い、手づくりされたランチ。 ケーキやワッフル等のスイーツには、国内産有機小麦粉と、旬の果物が使用されています。

紅茶は茶葉のサンプルから香りをかいで選べます。

各種ランチには、食後にデザートと飲み物が付きます。

ゆっくりと頂くランチタイムは、どの料理もとても美味しくて、大満足！ とっておきの時間となりました♡

クラフトギャラリー『ゆらぎ』

Cafe Shunpuテーブル席の奥にあったギャラリーでは、日本各地の若手作家さんのクラフト作品を展示販売。 もちろん、地元の作家さんの作品も数多く取り扱っています。

雑貨も、普段から安心して使える、自然のやさしいものや、厳選したものが取り揃っています。

「天仁庵」オリジナルのものもあり、どれもこれも欲しくなっちゃいます！

私たちがいくら真っ直ぐな線を紙に書こうとしても、そこには必ず「ゆらぎ」が生まれます。 手仕事で心を込めて作られた作品を大切にしたいという想いから、『ゆらぎ』と名付けられたそうです。

服のセレクトショップ『Rita』

クラフトギャラリー『ゆらぎ』のさらに奥。 建物の外からの入り口もある、服のセレクトショップ『Rita』。

素材やデザインにこだわった、おしゃれを愉しむ心地よい服のセレクトショップです。

『きものかずた』

五代にもわたる呉服屋としての商いは 今も続いており、現在は展示会での販売となっています。 着物のしみ抜き、丸洗いなどのメンテナンスや、手持ちの反物の仕立てなどの相談にものっていただけるそうですよ。

また、建物の２Fの部屋は、イベントスペースとしての利用も可能。 フラワーアレンジメントやタティングレース、ベビーマッサージ・スキンケアなどのワークショップや、パーソナルカラー診断、手相鑑定など、気になるイベントも不定期に行なわれているようです。

詳しくは、Facebookイベントページ(https://www.facebook.com/tenjinan/)をご覧くださいね。

手作りケーキと洋菓子のお店『天仁庵Diminish』

『natural＆organic 天仁庵Diminish』。 "Diminish"="小さな"

天仁庵の向かい側には、天仁庵Diminish(ディミニッシュ)があります。

香ばしい甘い香りが漂う店内。

天仁庵のCafe Shunpuでも出されているケーキや、マフィン、焼き菓子などの洋菓子を中心に、オリジナル商品が取り揃っています。

お子様から大人まで安心して食べられる「手づくり・できたて・無添加」の洋菓子。 見た目も可愛くて、プレゼントにも喜ばれそうです♪ 私もいくつか買って帰りました♡ 程よい甘さで、素材のこだわりが感じられ、とっても美味しかったです！

平清盛が切り開いた日招き伝説が残る音戸の瀬戸。 日本一短い海上定期航路だった「音戸の渡し船」は、残念ながら2021年10月31日をもって廃止となりましたが、そこには呉と倉橋島をつなぐ二本の赤い音戸大橋が架かり、一歩 旧道に踏み入れれば、潮の香りと、どこか懐かしい様な、ひとの暮らしが息づく昔の町並みが、今も残っています。

あなたも天仁庵を訪れ、風光明媚な歴史ある町「音戸」を散策してみてはいかがですか。

「天仁庵」Ten Jin An 住所: 〒737-1202 広島県呉市音戸町引地1-2-2 電話番号：0823-52-2228 営業時間：10:30-18:00 ※ランチタイムは11:30-14:30 定休日：木曜日 ※2022年の新年は1/7(金)から営業 駐車場：約15台 http://tenjinan.jp/