パリの蒐集家 vol.1｜Chieko Tanaka「不思議の世界へ誘うアンティークの鏡」

ついつい集めてしまうものは？パリに住む収集家の秘密のコレクションを紹介！

不思議の世界へ誘う
アンティークの鏡

パリの景色や道端の花を映り込ませたスナップや動画の並ぶインスタにうっとり。見せ方ごと可憐なチエコ・タナカさんのコレクション。

「透明なものが好きで、気づいたら鏡を集めていました。マーケットなどで惹かれた中から、手にして違和感のないものだけを連れて帰るようにしています。アンティークは元の持ち主の気持ちが入っていると思うので」

今では20個ほど。小さい手鏡サイズを披露してもらった。

魚眼の鏡がふたになって小さな丸に世界が収まるピルケース。

ベークライトのミニコンパクト。

ベースはアコヤ貝で背面に“POISSON”と刻印。

シンプルな楕円形。

持ち手のところまで鏡。

“魔女の鏡”と言われる180度映り込むタイプ。

鍵穴の開いた型で、扉に使われていたと想像。

表面に凸ガラスを貼ることで魚眼のエフェクトを再現。

珍しい香水瓶に鏡のついたボトルミラー。

GINZA2021年8月号掲載