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夏休みに行きたい♪ 信州の田舎で見つけた築130年の古民家カフェ

  • 2015.8.10
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長野の山あいに、築130年の古民家を改築したカフェ「KAJIYA(カジヤ)」があります。立派な梁と柱をそのまま生かした畳敷きの建物は、ノスタルジックな雰囲気。いつまでも長居していたくなる空間です。

濃い緑に包まれた瓦屋根の大きな家

JR篠ノ井線明科駅から車で10分。古民家カフェ「KAJIYA」は、長野県松本市の山間部、旧四賀村に位置します。築130年という歴史ある建物は、まるで山に抱かれているかのよう。

千葉県出身の店主・石井さんは、東日本大震災をきっかけに他県への移住を決意しました。いくつか古民家の物件を見て回っていたなかで、この家と出合ったとき、自然豊かな立地と敷地の広さに即決したといいます。改築には友人・知人、大勢の手を借りながら、1年以上費やしました。宿泊もできるカフェとしてオープンしたのが2013年です。

時の流れが止まったかのようななつかしい空間

改築では廃材や中古の家具を多く取り入れたため、室内は全体的にあたたかな色合いに統一されています。使いこまれた木のぬくもりが味のある建物にしっくりとなじみ、居心地のよい空気に満たされていました。縁側の向こうにのぞく山を眺めてぼーっと過ごしたくなります。

地球にもからだにもやさしい素材で作られた食事

こちらでいただける料理はマクロビオティックが中心。地元の有機農家や直売所から、地場産の野菜を仕入れています。

ランチにちょうどよいプレートメニューは3種類あり、「酵素玄米ベジタブル餃子プレート」はスープ付きで1026円。皮から手作りしたお肉を使わない餃子は、もちもちジューシーでいくつでも食べられそう。日によって変わる副菜には、水菜などのサラダにセロリとトマトのタップナードのせ、ひじきのペペロンチーノ風、クスクスサラダと手の込んだ品が並びます。スープはクミンの効いたエスニック風。和洋中の垣根のない味付けにおいしさの発見がありました。ボリュームたっぷりで、お腹も満足です。

それらの料理には、健康食として注目されている酵素玄米が添えられます。京都から取り寄せた減農薬米でできており、もっちり食感が特徴です。

目にも鮮やかな「ベリーベリースムージー」(486円)には、完熟したブルーベリーとストロベリーを使用。旬のブルーベリーの甘酸っぱさが口いっぱいに広がります。

2階にはひょうたんランプのギャラリーが

実は石井さん、ひょうたんランプアーティストというもうひとつの顔があります。自分の畑で採れたひょうたんに細かい模様を施し、ランプに仕立てているのです。ひょうたんランプの作り出す複雑な影は、美しく幻想的。インテリアとしても、部屋の素敵なアクセントになります。

蔵の中で掘り出し物が見つかるかも!?

母屋の隣にある蔵「よこのま」は、古道具やアーティスト作品を置くお店です。雑多な物が所狭しと陳列してあり、見るだけでも楽しくなってしまいます。

「KAJIYA」では、宿泊も受け付けています。自家農園で収穫したり、店主一家4人と食卓を囲んだりと、のんびりリフレッシュしたい人におすすめ。田舎体験と家族団らんが楽しめますよ。

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