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ウォーキングで寿命を延ばすなら、1日7千歩で十分?

  • 2021.12.28
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歩くペースは問われない。

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デスクワークの人たちにとって、1日1万歩も歩く時間を見つけるのは難しいし、日によっては絶対不可能。そこでウェスタウェイは、生活を改めた。仕事の電話は歩きながら。水を飲むのも、会議をするのも歩きながら。できるだけ遠くに車を止めて、上の階のトイレを使い、ランチタイムにはウィンドウショッピング。家の中でもiPhoneを手放さなかった。トイレへ行けば28歩、ゴミを捨てれば74歩、洗濯物を干せば59歩稼げる。それでも彼女の気は済まなかった。「1万歩で“丸”がもらえるのなら、1万5千歩で”花丸”がもらえるはず、と思った私は、1日1万5千歩にチャレンジした。1日2万歩に達して、自己満足に浸った日もある。これは私に限ったことじゃない。FitBit中毒は、もはや現代病の1つ。記録しなければエクササイズをしたことにならない、という笑い話はもはや冗談じゃない」だから、1日7千歩で十分という研究結果を見たときの衝撃は大きかった。このアメリカの研究では、1日の歩数が7千以上だった人は、7千未満だった人より死亡率が50~70%低かったという。しかも、1日1万歩以上歩いたところで、早死にのリスクが格段に下がることはなかった。

Rossella De Berti

私は無駄に長い距離を歩いていたの? これからは、1万歩ではなく7千歩がマジックナンバーになるの?答えはイエスでもあり、ノーでもある。1日7千歩は非常に立派。長生きにつながるし、達成したら自分を褒めてあげるべき。逆に、1万歩に満たなかったというだけで、自分を責める必要もない。とはいえ、多ければ多いほど良いのは確か。世界保健機関(WHO)も、2020年に発表した『身体活動・座位行動ガイドライン』の中で、「どんな運動も健康の改善につながる」と明記している。動けば動くほど、うつ病、不安神経症、認知機能低下のリスクが下がり、認知症の発症が遅れ、体と心が強くなる。疼痛とストレスが減り、日常生活が活気づき、寿命も延びる。

Silke Woweries

「運動は、その種類や長さを問わず、心身の健康を改善しますが、多いに越したことはありません」と話すのは、WHO健康増進部門長のルーディガー・クレッチ博士。「会社や学校で座って過ごす時間が長いなら、その悪影響を中和するため、運動量を増やしましょう」これからの目標は1万歩ではなく7千歩かもしれないけれど、どちらも単なるガイドライン。これだけ歩けば、確実に寿命が延びるという数字はない。本当に大切なのは、ソファでゴロゴロしたいときも、心と体と精神に必要なものをあげること。さまざまな方法で毎日体を動かそう。ウォーキングやサイクリングでも、クロスフィットでも、ヨガやピラティスでも、セックスでも、ガーデニングでも、何でもOK。楽しい体の動かし方を見つけて、毎日続ける。この世に生きている限り。座りがちな現代において運動は、すればするほど良いわけだから。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Nikolina Ilic Translation: Ai Igamoto

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