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韓国や中国の裕福層が済州島に集まる理由 マンションの価格が70%上昇

  • 2021.12.28
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新型コロナウイルス後、済州国際学校が海外名門学校の代案として脚光を浴びている中、これに外信も注目した。

25日(現地時間)、イギリスの日刊紙ファイナンシャル・タイムズ(FT)によると、2008年に韓国政府が済州島の大静邑(テジョンウプ)の農地を国際教育ハブへと変身させることを決め、15億ドル(約1兆7794億)を投じてインフラ投資を行ってから、韓国はもちろん中国の富裕層の保護者と学生が集まってきている。

済州島には現在、ノースロンドンカレッジエイトスクール(NLCS)、ブランクサムホールアジア(BHA)、セントジョンズベリーアカデミー(SJA)、韓国国際学校(KIS)などがある。この4校の学校に約4600人が在学中で、済州市は西欧の国際学校2カ所と追加で学校設立の仮契約を結んだと伝えられた。

ソウルから飛行機で1時間という点をはじめとし、5つ星ホテルや各種リゾート、屋外プールと近くにゴルフ場まである最高級ヴィラもあり、富裕層を引き寄せているとFTは説明した。

実際にキム・ヒエとハングルとコンピュータ社のイ・チャンジン元代表夫婦が去る2009年に済州島の「ビバリーヒルズ」と呼ばれる西帰浦市に別荘を購入して子供たちを済州島にある学校に送ったと話題を集めた。故チェ・ジンシルさんの息子でラッパーのチェ・ファンヒも済州国際学校を卒業した。

またグーグル人工知能「アルファGO」と世紀の囲碁対決で1勝を収めたイ・セドル9段も娘を済州島にある国際学校に送った。歌手パク・ソンジュはJTBCの育児観察番組『勇敢なソロ育児 - 私が育てる』で国際学校に通う娘と共に済州島ライフを楽しむ姿を公開した。

済州国際学校の学生はほとんど韓国人だが、外国人学生の割合も高いことが分かった。中国で私教育規制が始まってから済州国際学校入学の問い合わせが増え、日本、モンゴル、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパからも学生が来るという。年間授業料と寮費を合わせると最大5万ドルを負担しなければならないが、入学競争率が熾烈だという。

国際学校が増え、地域の不動産価格も上昇した。この地域の最高級ヴィラは30億~100億ウォンに達し、ソウル市の江南(カンナム)地域の高級マンションより高価であることが分かった。

済州島のある不動産会社はFTに「不動産価格が国際学校の影響を強く受けた。マンションの価格が2年間で70%上がった」とし「マンションやタウンハウスに対する需要が爆発的に増加しているが、供給は不足している」と説明した。


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