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今年のおせちの黒豆は自分好みに♡ふっくらつやつや黒豆の作り方&アレンジレシピ

  • 2021.12.27
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フードコーディネーター・スパイス香辛料アドバイザーの笠原知子です。今年も残るところあとわずか。新年を祝う料理といえば、おせちが定番ですが、デパートなどでは豪華なおせちが売られていますし、最近はコンビニでも気軽にそろえることが出来るので、自分で作るという方は少数かもしれません。私も全て手作りするわけではないのですが、おせちにかかせない黒豆は、毎年煮ています。自分で作れば甘さの調整ができ、好みの味に出来るということだけでなく、ひとつでもおせち料理を作ることで、正月を迎える気持ちにもなれます。

おせちに黒豆が入っているのはなぜ?

黒豆は、元気でまめに働けるように、という願いが込められており、黒は邪気を払う色でもあります。

いつまでも若々しく不老長寿を願ってつややかに煮る地域がある一方、しわが寄るまで長生きできるようにと、しわが寄るように煮る地域もあるそうです。

ふっくら黒豆の作り方

材料

黒豆 200g

砂糖 180g

醤油 大さじ1と1/2

砂糖は少なめの分量になっています。あまり甘くないので、飽きずに食べられますが、お好みで増やしてください。

砂糖は普段使っているきび砂糖を使いましたが、グラニュー糖を使うとすっきりとした味わいに仕上がります。

作り方

① 黒豆はやさしく洗ってザルにあけ、割れているものや傷んでいるものがあれば取り除き、ザルにあける。

② 鍋に水6カップを入れて火にかけ、砂糖、醤油を入れる。沸騰したら火を止めて、黒豆を入れ、蓋をしてそのまま一晩おく。

この時、錆びた釘を入れるとより黒く仕上げることができますが、漬物用の鉄玉が便利です。なくても大丈夫です。

③ 火にかけて、沸騰したらアクを取り、厚手のキッチンペーパーをのせる。ごく弱火にし、吹きこぼれないように少しふたをあけて、4時間位火にかける。

ふっくらしわが寄らないように煮る大事なポイントは、豆が煮汁からでないようにすること。

厚手のキッチンペーパーで覆うことで豆が煮汁から出ないようにし、煮ている途中でもし煮汁が減って豆が煮汁から出ているようなら、お湯を足して煮てください。

吹きこぼれないように、火加減はごく弱火にし、それでも吹きこぼれてしまいそうなら、丸めたアルミホイルを挟んで少し間が空くようにして煮ると安心です。

④ 4時間位煮たら、味見をして柔らかく煮えていれば火をとめ、ふたをしてそのまま冷まします。一晩おいて味を含ませます。

⑤ 煮汁ごと保存容器に移し、落し蓋にしていたキッチンペーパーをのせて、冷蔵庫で保存し完成。

甘さ控えめの黒豆なので、たくさん食べられますが、そのまま食べるのに飽きてしまったら、目先を変えて楽しむのもおすすめです。

アレンジ① クリームチーズと黒豆のラム酒風味

角切りにしたクリームチーズと一緒に盛り合わせ、あれば彩りにクランベリーなどのドライフルーツを散らし、ラム酒を少し振ると、ちょっとおしゃれな前菜風に。

アレンジ② 黒豆のミルクわらび餅

ぷるんとした食感のわらび餅風のおやつは、栄養のある黒豆の煮汁と牛乳を合わせて作ります。片栗粉を使えば思いついた時に手軽に作れます。

材料(2人分)

A)黒豆の煮汁 100ml

A)牛乳 90ml

A)片栗粉 30g

黒豆 適量

きなこ 適量

作り方

① Aの材料をすべて鍋に入れてよく混ぜる。

② ゴムベラでかき混ぜながら加熱する。

③ 固まってきたら鍋肌をゴムベラでこするように混ぜながら1分位しっかり練る。

④ 火を止めて、さらに1分ほど混ぜ、容器に流し、粗熱が取れたら、スプーンなどで一口大のサイズにして氷水の中に入れて冷やす。

⑤ 水気をよく切って、きなこをまぶし、黒豆をのせて完成。

今年も残すところあとわずか。なにかと忙しい師走ですが、正月準備を整えて、気持ちよく新年を迎えたいですね。みなさま、どうぞよいお年をお迎えください。

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