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薬剤師が教える!むくみを悪化させる生活習慣4つ

  • 2021.12.25
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こんにちは、薬剤師の大野雅代です。最近、肌寒くなってきましたね。今回は、むくみを悪化させる習慣と、おすすめの養生についてご紹介します。むくみは水分なので、そのままにしておくと冷えもつらくなります。冬を温かく過ごすためにもむくみを改善しましょう。

むくみを悪化させる4つの習慣

(1)体を冷やしがち

冷えると血行が悪くなり、体の中の水の巡りも悪くなります。5つの首(首・手首・足首)をしっかり温めましょう。

(2)水分のとりすぎ

カラダに良いからと、水分をとりすぎていませんか? 適度な水分はお通じやダイエットに必要ですが、とりすぎるとむくみの原因になります。冬は温かいノンカフェインのお茶や白湯(さゆ)を少しずつとるようにしましょう。

(3)塩分のとりすぎ

塩分はカラダに水をためこみます。お酒の席ではついつい味が濃いものを求めがち。忘年会や新年会の機会が増える年末年始は、特に気をつけるべきでしょう。

(4)運動不足

冬は寒くなって運動量が減ります。またデスクワークなどで同じ姿勢が多い方も巡りが悪くなりむくみやすくなってしまいます。つま先立ちを10秒キープし、おろすだけでもふくらはぎの筋肉を鍛えられ、むくみの解消につながるのでおすすめです。

むくみ改善の養生法

おすすめの入浴方法

ぬるめのお湯につかって、しっかりとむくんでいるところをマッサージしましょう。リンパにそってほぐします。しっかり温まったあとは、水分補給をすることで水の巡りがよくなります。さらに風呂上がりにストレッチをすることでむくみにくくなりますよ!

体内の水分を巡りやすくする食事

体内の水分バランスは、ナトリウム(食塩)とカリウム、マグネシウムのミネラルバランスで調節されます。普段の食事では塩分を控え、代わりにナッツやバナナなどでミネラル補給をして下さい。水の巡りを良くする、もやし、あずき、きゅうりなども食事に取り入れましょう。

むくみ改善におすすめの漢方

水の巡りをよくしたり、カラダを温めたりして流れをよくしてくれる漢方もあります。むくみ改善に取り入れてみませんか?

・五苓散(ごれいさん)

二日酔いになりやすい、水がカラダにたまりやすい方に。天気が悪くなると頭痛が出るタイプの方にもおすすめです。

・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

水太りでダイエットに悩んでいる方のむくみに。色白で体の重だるさを常に感じるようなタイプにおすすめ。

・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

冷えがあってむくみやすく、生理周りの悩みがあるタイプの方に。

漢方は体質や悩みによって選んでいきます。気になる方はぜひ近くの漢方薬局や、薬剤師に相談してみてくださいね。

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教えてくれたのは

出典: 美人百花.com

大野 雅代(おおの まさよ)さん

薬剤師・研修認定薬剤師。化粧品検定1級。大学卒業後、大手調剤薬局、ドラッグストア、町の調剤薬局に勤務。更年期症状に悩む患者、自分のホルモンバランスの乱れからくるイライラや体調不良をなんとかしたいと女性の健康について学び始める。学生から更年期まで、女性が仕事や好きなことに打ち込める手助けをするのが目標。

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