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岸井ゆきの×高橋一生が階段にたたずむ 『恋せぬふたり』キービジュアル公開

  • 2021.12.24
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『恋せぬふたり』写真提供=NHK

岸井ゆきのと高橋一生がW主演を務めるドラマ『恋せぬふたり』のキービジュアルが公開された。

本作は、恋人でも、夫婦でも、家族でもない(?)アロマンティック・アセクシュアルの2人が始めた同居生活の模様を描く物語。アロマンティックとは、恋愛的指向の一つで他者に恋愛感情を抱かないこと。アセクシュアルとは、性的指向の一つで他者に性的に惹かれないこと。どちらの面でも他者に惹かれない人を、アロマンティック・アセクシュアルと呼ぶ。

“恋愛”を前提としたコミュニケーションになじめず日々暮らしている咲子(岸井ゆきの)。ある日、会社の後輩が企画した“恋する〇〇”キャンペーン商品を見にスーパーへ訪れた際、店員の高橋(高橋一生)から「恋しない人間もいる」と言われ、ハッとする。咲子は結婚をせかす母・さくら(西田尚美)のいる居づらい実家を出て親友・千鶴(小島藤子)とのルームシェアを計画するが、千鶴が元カレとヨリを戻したことでドタキャン。心が折れそうになった咲子はネットで「アロマンティック・アセクシュアル」という言葉と出会い……。

“恋愛”を前提としたコミュニケーションになじめず日々暮らしている咲子を岸井、咲子が会社の後輩が企画した“恋する〇〇”キャンペーン商品を見にスーパーへ訪れた際に出会う店員を高橋が演じる。『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京ほか)の吉田恵里香が脚本を担当した。

キービジュアルの写真を手掛けたのは、フォトグラファーの石田真澄。階段の中ほどにたたずむ咲子と羽の2人の姿をフィルムカメラで捉えている。セクシュアリティや指向の内面性、友人・恋人・家族・同僚という関係性、様々な曖昧な境界線が、ひとつの世界の中にあることを表現している。

また、キービジュアル公開にあたり、脚本の吉田、企画の押田友太、制作統括の尾崎裕和よりコメントが寄せられている。

コメント
●吉田恵里香(脚本)
私は恋愛ものが(書くのも観るのも読むのも)好きです。
好きだからこそ、忘れずに伝えていきたいことがあります。

他者に恋愛感情を抱かない人、性的に惹かれない人がいること。
恋愛は幸せの選択のひとつにしか過ぎないこと。誰かの生き方に他人がとやかく言うものではないこと、等々 ……恋愛至上主義の世界では忘れられがちな事柄たちです。
本作では、それらに真正面から向き合いました。演者・スタッフ・考証の皆さんの真摯な姿勢に何度も襟を正し、勉強、反省、成長させていただきました。

このドラマはアロマンティック・アセクシュアルのふたりが主人公です。
恋愛・性愛至上主義の世界で、ないものとして扱われてきた彼らを描いています。恋愛ありきの世界だけでなく、周りが決めた「当たり前」に振りまわされて疲れているあなたに届く作品になっていること、そして何年か後には「当然のことを何を仰々しく言ってるんだ」「古い」なんて言われるくらい世界が変わっていることを心より願っています。

●押田友太(企画)
「恋人いないの?」「結婚しないの?」多くの人たちが一度は聞いたことのあるフレーズです。きっと「恋愛することが幸せ」だと思って、おせっかいのようにかけている言葉だと思います。確かにドラマや映画においてさえ、言わずもがなラブストーリーは絶対です。ラブは何にも勝るかもしれない。でも本当にそうでしょうか? 必ずしも「恋愛が幸せ」と思わない人たちだっていることを私たちは忘れていないでしょうか? ある取材の中でアロマンティック・アセクシュアルの当事者の方と出会い、ハッとさせられました。当然なんてこの世の中にはありません。ある人にとっては幸せなことでも、別のある人にとっては辛さになります。他人に決めつけられる幸せなんてどうでもいい。このドラマを見た人が「自分の感情に嘘をつかないで生きていける」そんな勇気を与えられるような作品を目指したいと思います。

●尾崎裕和(制作統括)
“この社会を生きる全ての人がきっと笑顔になれる”ドラマにしたい。でもどうやったらそんなことができるんだろう? 脚本の吉田恵里香さん、主演の岸井ゆきのさん高橋一生さんをはじめとするキャスト、スタッフみんなで一緒に考え悩んで作ってきました。中村健さんたち考証スタッフの3人、そして取材させて頂いた当事者の方たちの言葉を頼りに、今少しずつその形が見え始めています。みなさんに一緒に見て感じて頂くことで完成する、そんな作品だと思っています。全ての人がきっと笑顔になれますように……ぜひご覧ください!

(リアルサウンド編集部)

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