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「料理」が苦手&しない女性が幸せになるための3つの婚活戦略

  • 2021.12.23
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プロフィールに必須の趣味。男女ともにウケがいいのは〝料理〟


こんにちは、恋愛・結婚アドバイザーの植草美幸です。

婚活で男性ウケが良い女性の趣味といえば、なんといっても「料理」。とはいえ、おしゃれで手の込んだ料理が得意である必要はなく、いわゆる家庭料理ができることのほうが重要です。最近の男性は金銭感覚にもシビアですから、料理教室に通っているというのは敬遠され、むしろ、日常的に料理している=節約志向で家計管理がしっかりしている、と連想できるほうが好まれます。料理初心者でも「レシピサイトを見て、作ってみるのが好き」「節約のためにパパっと自炊したくて、練習中です」と謙虚に伝えると好感を持たれます。

とはいえ、「女性は料理上手であれ」ということでもありません。

なぜなら、フルタイムで働く女性は夕食時に自宅に帰れる日ばかりではありませんし、料理は衣食住という生活に密着したものですから、男性も女性も「どちらがやってもいい/どちらもできる状態」が理想的。

とくにリモートワークが増えてからは、男性もおうち時間を重視する傾向にあり、食生活を見直して料理に興味を持つ人が増えています。また、女性側が「家事を補いあえる、料理上手な男性がいいです」というシーンも当たり前になってきているのです。

31歳の外資系バリキャリ婚活女子、驚きの条件


先日、外資系の製薬会社で働く31歳の女性が私の結婚相談所にいらっしゃいました。このまま働いて生涯で6億円を稼ぐ計画だそうで、結婚しても仕事の手を緩めたくないというのが彼女の主張。お相手に求める希望条件を聞くと、最初「ヒモでいいです!」と言うので驚きました。

仕事柄、顧客がヨーロッパなどの海外にいることも多く、自宅でリモートワークとはいえ、早朝のミーティングを含む、24時間体制のような状態で働いているそう。仕事に充実感はあるものの、コロナ以降の孤独感から「結婚したい、子どもも欲しい」という気持ちが芽生えたといいます。

彼女は根っからの仕事人間で、冷蔵庫にあるのはフルーツだけで、食事は、毎日外食かデリバリー。子育てや料理などは、必要ならすべて外注してもいいと思っているほど、まったく家事や料理をする時間もする気もない。でも、「結婚したい! できたら朝ごはんくらいはパートナーと食卓を囲みたい」というのが彼女の希望でした。

「私の朝食は朝4時なんです。だから、働いている人は無理だから無職の人でいい。お金は私が稼ぎます」

結婚相談所は定職についている方が入会の条件でもあるので、何かしら仕事をしている方になります。そこで、収入の多少は問わず、家事や料理をしないことを了承してくれて、それを補ってくれる人を探すことにしたのです。

料理をしない女性が幸せになる3つの婚活基準とは

話し合った結果、3段階で「料理をしない彼女」にOKする男性を絞り込んでいくことにました。

1 マッチングでは専業主婦家庭を避け、「働く母の息子」に的を絞る

多くの人は、自分が生まれ育った家庭をもとに結婚生活を思い描きます。年齢的に親世代は専業主婦という人も多く、「母親なら当たり前」という刷り込みがある可能性も。また、そのほうが相手の両親にも理解してもらいやすいと考えた結果、両親共働きで育った男性で、両親も理解がある人をリサーチしながら選び取ることにしたのです。

2 プロフィールには「6億稼ぐので経済力は不要」とはっきり書く

9割がドン引きしても、1割の男性が「スゴイ、かっこいい!」と思うプロフィールにしましょうと提案。はっきりと「私は生涯6億稼ぐつもりで働くので、育休・産休は最低限、時短も取りません。男性に経済力や頼りがいは求めません。そんな私ですが子どもが欲しくて結婚したい。家事は外注していいので、1日1食は手料理を作ってくれる男性を希望します」と書いたのです。

3 お見合いで自分の働き方を「見える化」して説明

1~2の関門を通った男性たちとのお見合いでは、改めて自分の仕事ぶりやスケジュールを図解して説明することに。「こんなライフスタイルなので家事や料理の時間はない。朝3時に起きて4時に朝食を摂って1日が始まる」という1日の過ごし方から、「何歳になったらこんな仕事をして、これくらい稼ぐ」という生涯のライフプランを共有してもらいました。

結果、ご成婚したのは、33歳、年収400万円ほどの会社員男性。リモートワークで月1回の出勤で残業なし、フレックスの仕事です。内面的にも「男女逆なだけで、上下関係があるわけではない。能力を使う場所は個々で違っていいと思う」というフラットな考えをお持ちで、男性の両親も教師として長く働いてきて、「優秀な奥様と結婚させてもらうのだから、しっかりサポートしなさい」と激励するほど。

彼女もバリキャリでありながら「稼いでやっている! 自分より条件のいい男性がいい」という圧のないタイプで、「働かせてもらえてうれしい!」と謙虚に考えられたところがご成婚の決め手になりました。

「時間がなくて料理できない」と言えるほど本当に働いている?

成功事例をお伝えしましたが、最後に注意点もお伝えします。

「料理」は生活の一部なので「料理しない」と宣言するのは、それなりに特殊な条件となり、理解してくれる人は少数かもしれません。そして、「時間がなくて料理できない」というなら、大黒柱になれる稼ぎがあってこそといえます。例えば、年収平均以下で「料理ができないから、あなたが作ってほしい」と言っても、生活が成り立たなくなってしまいますよね。

今や家事育児をしない男性は当たり前にバッシングされる時代。でも、ウンと稼ぐ男性は家事をやれ! と言われません。それは役割を夫婦で分け合った結果だからです。今回の事例は「経済力は自分にあるので、それ以外を担ってほしい」という交換条件を提示したのが功を奏したといえるでしょう。

とはいえ、ここまで稼げなくても共働きを前提にするなら、婚活の時点で「料理は苦手ですが、〇〇はします!」とオープンにするのはひとつの手。マイナスな部分を見せることは、一見相手を狭めてしまいますが、実は婚活をスムーズにすすめるためには有効です。男だから女だからでもなく、さらには男女平等にも捉われず、お互いに足りない部分を補い合うことこそが結婚生活には大切です。

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