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体硬いから…と諦めないで! 股関節の柔軟性アップを目指す「寝る前の簡単習慣」

  • 2021.12.21
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“股関節の柔軟性”アップを目指すと、脚やお腹の引き締めだけでなく、冷えのケアにも効果が期待できます。眠る前に行えば、ぽかぽかした体の状態でベッドに入れるため、いつもより寝つきがよくなるかも! そこで、今回はヨガインストラクターの筆者が、股関節の柔軟性アップを目指す「寝る前の簡単ストレッチ」をご紹介します。体が硬くても挑戦できる柔軟なので、さっそく今日から取り入れてみて。

股関節が硬いと「下半身がスッキリしない」のはなんで…?

日常生活の中で、女性は大きく脚を開く習慣がなく、股関節周りが硬い人のほうが多い傾向にあります。特に股関節周りが硬い人は、肩と腰同様、股関節・股周りがこりやすいです。しかも、こりに気づかず、ゆがみがそのまま放置されてしまうこともあります。

股関節周りの筋肉は、骨盤を安定させる筋肉と関係があり、お腹・骨盤周り・太ももの内側へと繋がっています。しかし、股関節周りが硬かったり、股周りがこっていたりすると、動きが悪くなるため、骨盤の位置が安定せず姿勢が崩れていってしまうことも……。

骨盤の傾きに影響されてお腹周りや脚の筋肉がバランスよく使えなくなると、動きの悪い関節周りにお肉が溜まるというわけなのです。

むくみや冷えにも効果的!

股関節周りの柔軟性をアップさせると、ゆがみが改善され、下半身の血流やリンパ液の流れがスムーズに。そうすることで、むくみや冷え改善も期待できます。

今回おすすめするストレッチは、股関節を気持ちよく“回しながら”骨盤底筋をしっかり動かしていくもの。ウエストから股関節、脚周りがスッキリするのに加え、インナーマッスルを刺激することで体をぽっかぽかに温めることも!

今の時期にぴったりのストレッチなので、さっそく取り入れてみてくださいね。

腰を回すだけ! 寝る前に試したい「股関節の簡単柔軟ストレッチ」

腰回しのポイントは、肋骨から下のお腹周りからウエストを柔らかく使うようにして、大きく円を描くこと。コツを確認してから試してみて!

1.両脚を腰幅の2倍程度開きます
2.まずは両手をウエストにあて、骨盤を床に対してまっすぐに立てます

3.ひざを軽く曲げて腰を落とします。このとき、ひざが内股にならないように気をつけましょう

4.両手を肋骨にあて、肋骨から下を動かすように意識しながら腰を回します
5.息を吐きながら、腰からお腹を前に突き出します。それと同時に膣を引き上げ、お腹とお尻を引き締めましょう
6.膣を引き上げたまま、ウエストから腰骨を右に突き出し回していきます

7.息を吸いながら、膣周りの力をゆるめて、今後はお尻を後ろ方向へ回します

8.息を吸ったまま、お尻を思い切り後ろへ突き出します。坐骨周りをストレッチする感覚で、気持ちよく伸ばしていきましょう

9.息を吐きながら、ウエストから腰骨を左方向へ突き出し、膣とお腹、お尻を引き締めていきます。このとき、右の太ももの裏側から右ひざが伸びる程度まで、腰周りを突き出していきましょう

10.そのまま正面へ向かって回していきます

11.正面で腰全体を前方へ突き出し、膣を引き上げた状態で脚のつけ根の前側が気持ちよく伸びる程度まで押し出しましょう
12.これで1セットです。10セットを目安に、反対側も同様に行いましょう

お腹周りや脚がポカポカしてきたら合格!

ウエストを丁寧に動かしながら、股関節を気持ちよく動かしていきましょう。呼吸の深さに動きを合わせながら、ゆっくりと行うのがポイントです。早く回そうとすると、股関節の奥のほうまで丁寧にほぐすことができず、せっかくストレッチをしても意味がありません…!

骨盤底筋を引き締めたりゆるめたりする動きは、股関節周りや骨盤のゆがみ改善が期待できます。終えたあとは体のどこに刺激があったか、今どんな状態かを確かめながら、楽な姿勢で休みましょう。

この刺激をゆっくり味わう時間をとることで心身がリラックスし、体がポカポカ温まった状態に。冬の定番ストレッチとして取り入れてみませんか?

©Nenad Aksic/Shutterstock

文 / 上村由夏

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