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ずーっと気分が落ち込んでいる…「コロナうつ」の見分け方とは?

  • 2021.12.21
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コロナが原因で「うつ」のような症状が出てしまうことを「コロナうつ」と呼びます。詳しい内容について鍼灸・接骨・漢方の犬山堂代表兼院長である三輪考司先生に話を伺いました。

コロナうつとはどのような症状か教えて下さい

「コロナうつ」とは医学的に正式な病名ではありません。なので、症状に関する定義があるわけではありませんが、コロナ禍のストレスによっていわゆる「うつ病」の精神症状、身体症状が出現します。精神症状としては、イライラしたり、焦ったり、一日中、ずーっと気分が落ち込んでいたり、どんな楽しいことでも楽しめない、楽しく感じなかったり、物事のとらえ方が否定的になり、自分はダメな人間なんだと考えてしまったりすることなどがあります。身体症状としては、食欲がなくなったり、性欲がなくなったり、眠れない、逆に過度に寝てしまう、体がだるい、疲れやすい、頭痛や肩こりになったり、動悸やめまい、胃のところの不快感、便秘や下痢などの症状が出現します。

コロナうつの見分け方を教えて下さい

コロナうつによる周囲から分かる変化として、以下のようなことが認められることが多いと思われます。

・表情が暗い
・自分を責めてばかりいる
・涙もろくなった
・反応が遅い
・落ちつかない
・飲酒量が増えた
・元気がない
・ぼんやりしている
・食欲がない
・以前からの趣味に興味を示さない
・作業の能率が下がっている
・ミスが増えた
・集中力が低下している
・イライラしている
・電話を取ろうとしない
・身だしなみに気をつかわない

などが挙げられます。

その他、何かアドバイスがありましたら教えて下さい

もし、「おかしいな」「いつもと違うな」とか、「心がツラい……」などと思ったときは、できるだけ早く専門家に相談することが重要です。

また、身近な人がうつ病になったら、まず、冷静に事実を受け止め、うつ病に関する正しい知識を身につけ、理解を深めるとともに、対応の仕方について知る必要があると思われます。なぜなら、うつ病の患者さんのためと思って起こした行動や発言が、患者さんの症状を悪化させる場合もあるからです。患者さんの周囲の人は、医師や専門家からアドバイスをもらいながら、患者さんと共に考え、行動していくことが大切だと思います。

教えてくれたのは

鍼灸・接骨・漢方の犬山堂代表兼院長 三輪考司(みわたかし)さん

医療系専門学校などでの教育経験や多数の講演・セミナー経験を経て、全国的にも稀な鍼灸治療と漢方治療を同時におこなうワンストップ型東洋医学治療院として、鍼灸・接骨・漢方の犬山堂を開院し、代表兼院長をつとめる。不定愁訴やメンタル(うつ)、変形性ひざ関節症、天気痛、不妊症、EDなど、現代の西洋医学では治療のむずかしい病気に対して、鍼灸および漢方を用いて、東洋医学での先進的な治療をおこなっている。
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