結婚式当日に新郎が食中毒を発症し病院へ搬送…新郎不在の結婚式で衝撃のサプライズが

結婚式は、人生の中で最も大きなイベントの一つ。とはいえ、どんなに気を付けて準備をしていても思わぬハプニングに見舞われてしまうことだってあるものです。今回は、アメリカで結婚式当日に起こったハプニングと、そのハプニングを上回る、あったかエピソードをご紹介します。

■食中毒により新郎が結婚式を欠席…式場スタッフが提案した解決策は？

アメリカのノースカロライナ州で、結婚式当日に新郎が深刻な食中毒になるというハプニングが発生しました。実はこの結婚式、新型コロナウィルスのパンデミックにより一度延期されたもの。そこで式場スタッフは一つのアイデアを思いつきました。それは式を欠席しなければならなかった新郎の代わりに、新郎の顔を表示したiPadを取り付けたマネキンを式に出席させるというもの。

即席のマネキンはお世辞にも完ぺきな姿とは言えず、袖の部分はスーツが余ってヨレヨレな状態でした。それでも新婦にとっては、大切な一日を共に過ごした新郎の姿に変わりありませんでした。

■世界中がこのアイデアを大絶賛

即席の新郎は、新婦とケーキカット行ったりスローダンスを踊ったりして会場を大いに盛り上げました。後に式の様子がTikTokで公表されると、たちまち約90万回も視聴されました。

中には「病気の新郎にどうしてついていてあげないのか」と言ったコメントもあったようですが、大半が温かいものでした。そして何より、病気から快復した新郎は、新婦が大切な人々に祝福され結婚式を楽しんだことを心から喜んでいました。

■ハプニングのおかげで世界中から祝福される世界で一つのウェディングに

思わぬハプニングに見舞われた新郎と新婦でしたが、式場スタッフの粋な計らいにより世界中から祝福を受けることとなりました。一度目は新型コロナウィルスにより、二度目は食中毒により妻と結婚の日を祝うことがかなわなかった新郎でしたが、三度目の正直として、ドレスアップした新婦と共に撮影した素敵な写真をSNSに掲載しました。二人ならどんな困難も乗り越え、幸せに変えていくことができそうですね。

文・山根ゆずか