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<「最愛」最終回>吉高由里子“梨央”をめぐる、それぞれの最愛の形に涙

  • 2021.12.18
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吉高由里子主演のドラマ「最愛」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の第10話が12月17日に放送され、最終回を迎えた。ミステリーとして考察が大いに盛り上がっていた同作。その真実は悲しくも、タイトルの意味を感じられる展開に。「#最愛ドラマ」がTwitterのトレンド1位となる反響となった。(以下、ネタバレがあります)

【写真を見る】吉高“梨央”と松下“大輝”のラストカット

全ての真相が明らかに

同作は、殺人事件の重要参考人となった実業家・梨央(吉高)と、梨央の初恋の相手であり事件の真相を追う刑事・大輝(松下洸平)、あらゆる手段で梨央を守ろうとする弁護士・加瀬(井浦新)の3人を中心に展開するサスペンスラブストーリー。

演出として使われていたブラックボックス。そこに閉じ込められていた真相が、最終話で明らかになった。

15年前、梨央を襲おうとしていた大学院生・康介(朝井大智)が失踪し、現代で白骨化した遺体で発見。その10日後には、康介の行方を探し続けていた父・昭(酒向芳)も遺体となって発見された。そしてフリーライター・しおり(田中みな実)の転落死。

1年経ち、捜査の手がかりに行き詰ったかと思った矢先、捜査一課に戻った大輝によって、しおりが飲んでいた抗うつ薬の影響で死亡推定時刻が変わってくることが判明。そこからアリバイが崩れ、1人の人物にたどりついた。

いずれにも関わっていたのは、考察で盛り上がった視聴者の多くから「そうであってほしくない」と願われていた加瀬だった。しかし、ブラックボックスが開いて見えた真実はあまりにも切なかった。

康介の事件は、愛する子供たちを守ろうとする達雄(光石研)の懇願を受けて。昭の事件では、“自身が愛するもの=梨央”をはじめとする女性たちを傷つけようとした康介をかばう歪んだ愛を持つ昭が許せなく衝動的に。しおりの事件は、梨央が開発中の新薬が承認されるまで会社の不正の記事公開を待ってほしいと願うなかでの、ほぼ事故のようなものだった。

梨央ら、それぞれの愛の形が胸を打つ

大輝からの電話を受けた加瀬は「法律では守れないものがあるからです」と告げた。15年前の出来事をきっかけに、弁護士としてこの言葉を吐くに至った思いはいかほどが、察するに余りある。

3つの事件についてのブラックボックスが開けられたなかで、大輝に告げた加瀬の思いはブラックボックスにしまわれる演出だった。「頼みましたよ、宮崎(大輝)さん。ようやく手に入れた2人(梨央と弟の優)の幸せを壊さないでやってください」の言葉とともに。

大輝たちの追跡をかいくぐって姿を消した加瀬。その思いを大輝は刑事としてではなく、人として受け止めたに違いない。2人の最愛の人、梨央のために。涙がその証だ。

大輝と共に達雄の墓を訪れた梨央は、「私、何となく分かってるよ、加瀬さんのこと」と言うが、大輝は「何のことや」とはぐらかした。

愛のために人々は動き、愛するがゆえに加瀬は真相とともに消えた。大輝は愛で梨央を守り、梨央もまた弟・優(高橋文哉)を守りながら愛とともに前に進んでいくだろう。そんな余韻を感じながら、タイトルの「最愛」がずっしりと心に響く物語だった。

SNSには「今期最高のドラマだった」「彼らの愛の形が美しく切ない」「余韻がすごい」「脚本、俳優勢、主題歌どれも素晴らしかった」など、称賛の声が寄せられた。そして、「#最愛ドラマ」がTwitterのトレンド1位になったほか、「最愛ロス」もトレンド入りする反響を呼んだ。

(文=ザテレビジョンドラマ部)

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