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ダサすぎ無理! 義両親からの迷惑な贈り物「いやげもの」エピソード5選

  • 2015.8.5
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【女性からのご相談】

20代前半、結婚2年目です。同じ県内に住む義母さんからのプレゼント攻撃に悩んでいます。主人の実家に行くと、必ずと言っていいほどご両親にお土産を持たされます。義母さんが着なくなったブラウスや、 真っ黒に変色し腐りかけたようなバナナ、「旅行に行ってきたのよ♪ ○○(私)ちゃんにお土産!」と渡されるキーホルダーは、小学生が喜びそうな謎デザイン……。断るわけにもいかず、一応喜ぶふりをしていただいています。正直、どれもうれしくありません。これって嫁いびりなのでしょうか?

私の周りの友人はまだ結婚していない人が多く、このプレゼント攻撃が何のつもりなのか分かりません。いつもは優しい義母さんですが、いびられているのでしょうか?

●A. 義理の両親からの“いやげもの”は、立派な既婚者あるあるです!

ご相談ありがとうございます。ママライターの木村華子です。

読んでいて、「あるある!」と思わず笑ってしまいました。相談者様と同じく、私もこれまで義理のご両親からさまざまな謎プレゼントをいただいています。このような義理の実家からいただくうれしくない謎プレゼントは、某掲示板で“いやげもの”と言い表されている様子。

“いやげもの”とは、もともと漫画家やイラストレーター、エッセイストとして活躍しているみうらじゅんさんが『イヤ(嫌)』と『みやげ物』を掛け合わせて産み出した造語です。観光地のお土産屋さんで見かける、「こんなもの、誰が買うわけ!?」と思ってしまうようなグッズや、いただいた側もうれしいと感じられない贈り物を指す言葉であったようです(例:木彫りの熊、恐竜の骨格クラフト、謎デザインのキーホルダー、etc……)。

ネット上で“義実家からのいやげもの”と親しまれている(!?)だけあって、相談者様のようなケースは珍しいものではありません。今回は、既婚女性が義実家からいただいた謎プレゼント、“いやげもの”にまつわるエピソードを紹介します。

●義実家からの“いやげものエピソード”5選!

●(1)Kさん(既婚女性・30代)の場合

『義理のお父さんが、いつも自家栽培した野菜を送ってくれます。とても助かるのですが、主人の転勤で引っ越したばかりの、周りに知人・友人がいない私達夫婦(当時は子どもも生まれていませんでした)にスイカ7コって……。誰にも配れないし、主人と二人で必死に食べて食べて、お腹が壊れるかと思いました。「やっと消費した!」と思った翌週に、またスイカが送られてきた……。申し訳ないけど、電話でお礼だけ言って捨てました』

●(2)Hさん(既婚女性・20代)の場合

『主人のおばあちゃん。高齢ですが、とても元気な女性です。自分のファッションセンスにも相当な自信があるようで、「○○(私)さんに……」と着なくなった服をお下がりしてきます。分厚い肩パットが入ってガン○ムみたいになる不思議なデザインの洋服や、ちりめん素材の謎ポーチなどなど。服を渡してくる点以外は、大好きなおばあちゃんなので、うれしくいただいたフリだけはしていますが、一回も着たことありません』

●(3)Fさん(独身女性・20代)の場合

『姉が嫁いだ先には、いやげものをくれるお姑さんがいる。今までいろんなものを渡されたようだけど、一番強烈だったのは、生理用品。そのお姑さんが閉経した際に、「使うだろうから」と大量の余ったナプキンをくれたみたい。娘を産んでいないお姑さんは、姉(嫁)とガールズトークがしたかった雰囲気がある。でもお姑さんはガールじゃないので、唯一自分に起こったガールにまつわる(?)出来事(閉経)トークを姉にしてうれしそうだったそうで。「キモい!」とキレる姉を見て、結婚って怖いと思った』

●(4)Wさん(既婚女性・30代)の場合

『「引っ越しの荷造りを手伝う」と来てくれた義母は、自宅(義実家)から使わないお皿やタオル、賞味期限の切れたハムなどを持参し、ダンボールに詰めていました。私は、「結構です」と何度も断ったのですが、引っ越し先で荷解きをすると出るわ出るわ……悪趣味な食器類、汚いタオル、古びた調理器具などなど……。気づかないうちにダンボールに梱包されていました。「新しいわが家はゴミ箱じゃない!」と腹が立ちます。もともと嫁姑の仲はいいとは言えないので、明らかな嫌がらせだと感じています』

●(5)Sさん(既婚女性・30代)の場合

『私の妊娠が分かってからというものの、姑から激しいいやげもの攻撃にあっています。赤ちゃんの洋服(超悪趣味)、ベビーベット、変なデザインのダサいオモチャなど、子どもに関するグッズはもちろん、腹帯(着けないって伝えたのに)、マタニティウェア(ダサい)、授乳用ブラジャー(買うこと自体がキモい)など、私のものも買いたがる始末でした。

赤ちゃんが誕生してからは、「これ、○○君(主人)のときの……。とっておいたんだ」と何かを取り出してきました。子どもは男の子なので、五月人形や鯉のぼりかな? と見てみると、黄ばみやシミだらけの赤ちゃん布団……。絶対ダニだらけ。「最後にいつ干したの? シーツは洗ってある?」という見た目で、すごく汚かったです。自分の赤ちゃんをあんな汚物の上に寝かせるなんて無理! 本当に、何考えてるんだろうあの人』

●「いりません」なんて言えない……そんなときのいやげもの対応例3つ

義理の実家からのいやげものは、もはやありふれた“既婚者あるある”です。嫁いびりの一つとして行われるケースもあるようですが、全てがそうだとは言えません。相談者様のように、普段は嫁姑関係に問題がない場合、単なるおせっかいであることの方が多いのではないでしょうか。どうぞ安心してください。

とはいえ、いらないものをもらってうれしい人はいませんね。なんとか回避方法を見出したいものです。嫁の立場から、「いりません!」と強く言うのもむずかしければ、以下のような手段を参考にしてみてください。

●(a)ご主人を通して意思表示

自分から、「いりません」と言えない場合、ご主人に断ってもらいましょう。実の親子同士であれば、角も立ちにくいはず。

●(b)一旦もらう。帰宅後捨てる

もっとも手軽で、お互いに不快な思いが残りにくいのはこの手段です。よっぽど高額な贈り物でないなら、捨ててしまいましょう。いただく際には、「ありがとう、いつも助かります」と笑っておけば、お嫁さんの株も下がりません。

●(c)目には目を、いやげものにはいやげものを

いやげものをもらったら、お姑さんにもいやげものでお返ししてみては? 仕返し、といえば聞こえは悪いですが、いやげものをもらう側の気持ちを伝えるには体感していただくのが一番手っ取り早いかもしれません。

●自分が納得できるいやげもの対策、見つかるといいですね……

多くの場合、お姑さん・お舅さんと、お嫁さんとの間には、親子ほどの年の差があります。趣味が合わないのも当たり前。何をもらえばうれしいのかわからなくて当然なのかもしれません。

ちなみに私は、夫婦で自家栽培を楽しんでいる義理のご両親から毎年夏になると大量のトマトをいただきます。大変ありがたいことなのですが、その量がすごいことすごいこと……。トマト=生で食べるもの、程度の料理しかできなかった新婚当時の新妻・私は、トマトの消費に頭を抱えたものです。当時は正直、「こんなにたくさんいらない! ハッキリ言って迷惑!」とも感じていました。

しかし近年では、トマトは生で食べる以外にもトマトソースやケチャップにできることを知り、義実家からのトマト攻撃を家族一同楽しみにしている状態です。いやげもの回避の方法は、上記に紹介した限りではありません。

これから長く続くお付き合いの中で、自分が納得できる対処法を模索してみてはいかがでしょうか。

【参考文献】

・『いやげ物』みうらじゅん・著

●ライター/木村華子(ママライター)

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