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台東区のコミバス「めぐりん」を私が激プッシュする理由

  • 2021.12.17
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100円の乗車料金で気軽に乗れる台東区のコミュニティーバス「めぐりん」。その魅力について、散歩ライターの増田剛己さんが解説します。

お散歩の途中に乗ると便利

筆者(増田剛己、散歩ライター)が散歩に関する原稿を本格的に書き始めた2005(平成17)年頃から、コミュニティーバスを都内でよく見かけるようになりました。バス停は街のいたるところにあり、たいてい100円というお手頃価格で乗れます。

最初、散歩先でコミュニティーバスに乗るのは「邪道」だと筆者は思っていましたが、夏の暑い日に涼みながら移動したり、雨が激しいときに乗ったりするようになって、考え方を変えました。散歩とうまく組み合わせれば、むしろすてきな移動手段になるのでは? と。

台東区のコミュニティーバス「めぐりん」(画像:増田剛己)

そんなコミュニティーバスのなかで、筆者のお気に入りは台東区の「めぐりん」です。見た目もレトロですてきですし、台東区は観光スポットが多いこともあり、よく利用しています。

乗車料金は100円で、現金はもちろん、PASMOやSuicaなどの交通系ICカードも使えます。めぐりんは台東区の観光スポットである

・浅草・上野・合羽橋・谷中

などを走ります。

乗車は前のドアから、降車は後ろのドアから。降りるときは降車ボタンを押して、運転手さんに知らせます。

乗りこなすなら1日乗車券が便利

めぐりんの路線は五つあって(詳しくは後述)、ルートが結構複雑なため、乗りはじめのうちは1日乗車券を買うのがおすすめです。ちなみに1日乗車券は300円です。支払いは現金のみ。

1日乗車券。めぐりんの停留所なら乗り降り自由(画像:増田剛己)

最初に乗るとき、運転手さんから購入します。料金を料金箱に入れるのではなく、運転手さんに直接渡します。お釣りのないよう、100円玉3枚を渡しましょう。そうすると1日乗車券に今日の日付を印字して渡してくれます。

これがあれば1日乗り放題になります。次からは乗車する際、運転手さんに乗車券を見せましょう。

無料乗り継ぎ券を利用しよう

めぐりんを賢く利用する方法として、無料の乗り継ぎ券があります。乗車料金を支払った後に「乗り継ぎ券をください」と運転手さんにいえばもらえます。ただし利用方法がけっこう複雑なので、システムを事前に知っておく必要があります。

左が乗り継ぎ券の表。日付とどの路線でもらったのかが記入されている。右の裏に乗り継ぎ地点が書かれている(画像:増田剛己)

乗り継ぎ券の表には、

・日付・自分が乗った路線

が記入されています。裏には、

・乗り換え地点・乗り換えられる路線

が書かれています。

乗り継ぎ券は決められた乗り継ぎ地点で1日1回利用できて便利ですが、どこでも乗り継げるわけではないので注意が必要です。どの路線から、どの路線に、どこで乗り継げるかをしっかり把握しておきましょう。

ややこしい「浅草回り」と「根岸回り」

前述のとおり、めぐりんの路線は五つあり、

・北めぐりん(浅草回り)・北めぐりん(根岸回り)・南めぐりん・東西めぐりん・ぐるーりめぐりん

となっています。路線図は車内に置いてあり自由にもらえます。そのほかには、区役所や出張所などに置いてあります。

オレンジ色が北めぐりん(浅草回り)の走行ルート、赤色が北めぐりん(根岸回り)の走行ルート(画像:台東区)

まず、北めぐりん(浅草回り)ですが、浅草駅から台東区の北東部を左回りに浅草駅に戻ります。1周45分、15分間隔で運行しています。地元民だけでなく観光客の利用も多いので、浅草駅からかなり混みます。

浅草を出ると今戸、橋場、吉原、三ノ輪、千束などを走ります。接続駅は東京メトロ日比谷線の三ノ輪駅、銀座線浅草駅、東武浅草駅などです。

北めぐりん(根岸回り)は台東病院から台東区の北西部を左回りで走り、同病院に戻ってきます。1周40分、20分間隔で運行。JR鶯谷駅や東京メトロ日比谷線三ノ輪駅・入谷駅などに接続しています。

北めぐりんは浅草回りと根岸回りがあるので、間違えないようにしましょう。よくわからない場合は、乗るときに運転手さんに確認するといいですよ。

「南」「東」「ぐるーり」の各ルート

南めぐりんは上野駅から台東区の南側を左回りの進み、最終的に上野駅に戻ります。

平日は1周75分、15分間隔、土休日は1周72分、18分間隔で運行されています。東京メトロ・JR上野駅、大江戸線・つくばエクスプレス新御徒町駅、JR浅草橋駅、大江戸線蔵前駅、東京メトロ銀座線田原町駅など多くの接続駅があります。

緑色が南めぐりんの走行ルート、小豆色が東西めぐりんの走行ルート、水色がぐるーりめぐりんの走行ルート(画像:台東区)

東西めぐりんは台東区役所を出て台東区の東西を走り、台東区役所に戻ってきます。

1周100分、20分間隔で運行。途中「上野公園経由・三崎坂往復ルート」と「鶯谷駅経由・日医大回りルート」を交互に走ります。接続している駅はJR上野駅、JR鶯谷駅、京成上野駅、東京メトロ千代田線根津駅、東京メトロ銀座線浅草駅、大江戸線・つくばエクスプレスの新御徒町駅などです。

ぐるーりめぐりんは上野駅入谷口を出て台東区全域を右回りに回って、上野駅入谷口に戻ってきます。

1周80分、20分間隔で運行。ほかのめぐりんが小型バスなのにくらべ、ぐるーりめぐりんは中型バスでゆったり乗れるのも特徴です。接続している駅はJR上野駅、東京メトロ日比谷線三ノ輪駅、東武浅草駅、東京メトロ銀座線浅草駅・田原町駅、大江戸線蔵前駅などです。

景色を見ながらゆっくり巡ろう

めぐりんはあちらこちらを巡りながら走っているので、目的地まで行くのに時間がかかる場合があります。そのため、時間的に余裕があるときに利用しましょう。その分、台東区の魅力的な景色を堪能できるはずです。

台東区のコミュニティーバス「めぐりん」(画像:増田剛己)

ちなみに筆者は、ぐるーりめぐりんで次の停留所を紹介するときに鳴らされる太鼓の音がとても好きです。

また、東西めぐりんの千駄木駅停留所近くには文京区コミュニティーバス「B-ぐる」の停留所もあるので、区をまたいでコミュニティーバスを乗り継げます。台東区に足を運んだ際には、めぐりんにぜひ乗ってみてください。

増田剛己(散歩ライター)

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