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古着物と日本髪で、純和風なすいちゃんの七五三

  • 2021.12.14
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わが家は子どもが4人いるので、かぞくの誕生日はしょっちゅうやって来るし、入学式や卒業式も毎年だれかしらが該当していたり、とにかくイベントごとが多いんです。なのですが、この連載でもしつこく何度も書きつづけているとおり、わたしは前もってなにかを準備することが超~~~ニガテ!!!!(誕生日プレゼントとかケーキとか、クリスマスプレゼントとか!)

そんなわたしにとって、このたび試練とも言える行事がやって来てしまいました。それはなにかと言うと……、6年ぶりの七五三です。次女のすいちゃんは本来であれば去年7歳のお祝いをするはずだったのですが、コロナを理由に一年見送って今年お祝いをすることにしたのです。

ちなみに、七五三自体は過去すでに2度経験していて、一度目は長女りねんが3歳のとき、2度目は長女(7歳)・長男(5歳)・次女(2歳)の3人で抱き合わせでお祝いをしたとき。初回は娘一人分の着物を用意すればよかったのでまだマシだったけれど、2度目は子ども3人に加えてわたしも和装にしたので当日はバッタバタ! 猛烈に慌ただしかった記憶しかありません。なにより、和装って着慣れていない分、下準備も大変なんですよね。着物に帯、肌襦袢に下駄、などなど必要なものが意外と多くて、そもそも準備が苦手なら思いきって洋服にしちゃえばいいいいじゃんって毎度思うのだけど、子どものころ和装するなんてそんなに機会もないし……と、変なこだわりは捨てられない面倒なわたし(笑)。当時、子どもたちの着物は古着物屋さんを何軒もハシゴして調達したのでした。

まだ5人かぞくだった頃。すいちゃんが着てる着物は、りねんが3歳の七五三で着用したもの。

今年は長女が7歳で着た思い出の着物をすいちゃんに。わたしは洋装と悩んでいたところ、最近着付けの仕事をスタートさせた友人に相談したら、お着物を貸してもらえることに。しかも親子の着付けもお願いできることになって、まずは一番懸念していたことがすんなりと解決しました。ヘアメイクは美容師の友人に相談をして、すいちゃんはなんと日本髪を結ってもらえることになって、こちらも準備バッチリ。この流れだと無事当日が迎えられそうな気配しかしませんよね。

ライターで着物のお仕事も始めた橘川さん、かぞくでお世話になってるantiのかおりちゃん、本当にありがとう!

なのですが、このままスムーズに進むと思ったら大間違い(笑)。ここからが正念場だったのです。七五三当日を週末に控えたとある平日のこと。「ところで……七五三ってかぞくで記念写真も撮るよね……」カメラマンのお友だちに声はかけていたものの、なんとなく主役だけ撮影してもらうイメージだったのですが「いやいや、そこにかぞくも映り込むよね」ってことにふと気づいたのです。えー! ほかの3人、なに着せたらいいのー!! 一気に青ざめるわたし。

自分が手がけるキッズブランド「kitutuki」で全身コーデ。写真撮りたいけど動き回る3歳児…

「どうしよどうしよ、ざいざい(長男)は3月に小学校の卒業式もあるからこの際スーツ買っちゃう? でも、中学行ったら制服だからたった2度しか着ないことになる?」とか「かぜおくんは3歳だし、和装って手もあったの?」とか、頭の中がグルグルグルグル……。zozoも見たし、メルカリも見ました。で、結局「借りよう!」と、男きょうだいのいるママ友に即LINE。

「もしかして、子どものスーツってあったりする?」これが七五三の3日前くらいの話で、なんでこう毎度毎度ギリギリになるのでしょうか……。最終的には長男はステキなスーツを借りられることになり、かぜおくんには自分が手がけるキッズブランドで昔作った服を、りねんは中学の制服、夫はなにかしらスーツとかあったはず! なんとか、準備整いました(笑)。

迎えた当日は見事な秋晴れ。義母も呼んで、近所の神社で無事かぞくそろってお参りができました。主役のすいちゃんはお姫さまみたいにきれいで、その佇まいにうっとり。友人たちのプロの仕事に感謝しかありません。そして、あらためて子どもたちの姿を眺めると「わたしが産んだ4人、本当に大きくなったなぁ」としみじみ。その昔、自分が子を持ったらわが子になにを望むんだろうと考えることがあったけれど、実際母になったらただただ純粋に、彼らに健やかな成長を望むだけでした。すばらしい節目の1日が迎えられたことに感謝をして。そして、2年後に控えたかぜおくんの5歳の七五三こそ、早めの下準備を心に誓うのでした……。

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