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外国人が驚いた!日本の自動販売機の特徴4選

  • 2021.12.9
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日本人にとっては珍しくもない自動販売機ですが、外国人から見ると驚きや違和感を覚える自動販売機もあるようです。外国人は日本の自販機のどんな点に驚きや違和感を覚えるのでしょうか?この記事ではその点について詳しく探ってみました。

■日本の自販機数は274万7,700台。どんな自販機がある?

まずは日本の自販機事情について簡単に説明します。

「日本自動販売システム機械工業会」の調査によれば、日本にある自動販売機数は274万7,700台。その内訳は以下の通りです。

飲料
※清涼飲料(缶ボトル)乳飲料(紙)コーヒー・ココア(カップ)酒・ビール 228万4,600台

食品
※インスタント麺・冷凍食品・アイスクリーム・菓子ほか 7万台
たばこ 12万3,000台

券類
※乗車券、食券、入場券 6万1,100台
日用品雑貨 20万9,000台
参考:日本自動販売システム機械工業会

上の表から、自動販売機が取り扱う商品の種類によって大きな偏りがあることがおわかりかと思います。

ここからは、その部分に着目しながら日本の自動販売機の特徴について言及していきます。

■特徴1:飲料の自動販売機が異常なまでに多い

日本にある自動販売機の中で、異常なまでに数が多いのが飲料の自動販売機です。全体に占める割合はなんと83%にのぼります。

<内訳>
飲料の種類 全体に占める割合
清涼飲料(缶ボトル) 73.5%
乳飲料(紙パック) 3.85%
コーヒー・ココア(カップ) 4.98%
酒・ビール 0.7%
※小数点第2位以下切り捨て
参考:日本自動販売システム機械工業会

以上の表から清涼飲料の自動販売機が非常に多いことがおわかりでしょう。それだけで全体の7割以上を占めています。

自動販売機の設置数が少ない中国の方などはその点に驚くケースが多いようです。

■特徴2:食品の自動販売機が非常に少ない

一方、飲料以外の自動販売機は少なめです。

販売品の種類 全体に占める割合
食品 2.5%
たばこ 4.4%
券類 2.2%
日用品雑貨 7.6%
※小数点第2位以下切り捨て
参考:日本自動販売システム機械工業会

いずれも全体に占める割合は10%未満です。

特に、他国ではよく見かける食品の自動販売機が非常に少ないのですが、外国の方の中にはそのことに強い不満を持つ人も多いようです。

■特徴3:たばこの自動販売機が多い

たばこの自動販売機が多いことも日本特有と言えます。

世界ではたばこの自動販売機を設置していない国が多いのですが、日本には10万台以上のたばこ自動販売機が設置されています。

日本に来る外国人の中にはそのことを問題視していやがる人が多くいますが、日本人の中にも同じように思う人は少なくないでしょう。

■特徴4:「アイスの自動販売機」は世界的にはレアケース

日本に来る外国人の多くが驚くこととして、アイスの自動販売機が多いことが挙げられます。世界的に見ると日本のアイス自動販売機はレアケースのようです。

■販売品の偏りが大きい日本の自販機

日本では販売品の種類に大きな偏りがあります。それは日本の消費者のニーズが反映された結果だと言えそうです。ただ、外国人から見るとその状態に違和感を覚えるケースも多いようです。

このような形で日本の自販機事情を探ると、日本の消費者のニーズや外国の自販機との相違点が透けて見えて中々面白いですね。興味がある方は海外の自販機事情も探って日本と比較してみてはいかがでしょうか。

文・大岩楓
元銀行員ライター。預金・為替業務に長く携わった経験をもとに、節約などの記事を多数執筆。現在はジャンルを広げて教育系の資格を生かした記事まで幅広く執筆。

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